創業115年を誇るモロッコ・マラケシュ発祥のコーヒーブランド〈バシャコーヒー〉（Bacha Coffee）が、2025年12月11日、東京・銀座に日本初の旗艦店をオープンした。

世界35カ国から選び抜いた200種以上の100％アラビカ豆、伝統的な抽出技法、そして“コーヒー・ガストロノミー”を掲げる独自のもてなし。そのすべてを、銀座五丁目で体感できる。

店舗は1階のブティック＆テイクアウト、2階・3階のコーヒールームから成る全3フロア。赤褐色を基調に、市松模様の床、幾何学格子、杉材の彫刻を配した空間は、発祥地マラケシュの壮麗な歴史的建造物「ダール・エル・バシャ」に着想を得て、日本的な洗練へと昇華したものだ。

挽きたての香りが満ちる中、コーヒーという芸術を五感で味わう体験が待っている。

1階は、世界35カ国から選りすぐった200種以上のアラビカを揃えるコーヒーブティック。コーヒーマスターがゲストを迎え、五感で味わう没入型のコーヒー体験へと導いてくれる。伝統的製法で丁寧にハンドローストされた豆は、シングルオリジンから豊かな香味を楽しめるファインフレーバー、ファインブレンド、さらには二酸化炭素抽出によるデカフェまで幅広くラインナップ。ホールビーンズや挽き豆、ギフトボックス入りのドリップバッグに加え、コーヒーアクセサリーも充実。自宅でのコーヒー体験まで豊かにしてくれる。

1杯ずつ個包装した「ドリップバッグ ギフトボックス コレクション」は、12袋入り（4400円〜）または25袋入り（8800円〜）で展開。名高い産地のシングルオリジンから「1910コーヒー」などのファインフレーバーまで、淹れるたびに至福の香りと味が楽しめる。ホールビーンズや挽き豆を揃える「シグネチャーノマド コレクション」には、イエメン産の 「グランドモカマタリ コーヒー」やジャマイカ産の「ブルーマウンテン・ウォーレンフォード コーヒー」などの選び抜いた銘品を取り揃え、日常のコーヒータイムにさりげないラグジュアリーを添える。さらに、シグネチャーハンパーやオーダーメイドのギフトサービスも用意され、特別な贈り物としても記憶に残るひと時を届けてくれる。

2階「1910」と3階「Marrakech」（マラケシュ）から成るエレガントなコーヒールームには、全40席を配置。200種を超えるコーヒーに合わせて仕立てた伝統料理をはじめ、自家製ペストリー（1700円）やヴィエノワズリー（1450円〜）も味わえる。エスプレッソやラテはあえて扱わず、コーヒーマスターがゴールドのグースネックポットで一杯ずつ丁寧に抽出した一杯のみを提供。時を超えて受け継がれる“コーヒーを味わう儀式”を体感できる特別な空間となっている。

メニューは、コーヒーとの調和を追求した大胆かつ洗練された品々で構成される。朝は、スパイス香るトマトソースに卵を包み、フェタチーズやオリーブ、森のキノコのコンフィを合わせた芳醇な一皿を（3300円）。ランチやディナーには、モロッコの伝統料理「ケフタ」ミートボールを、濃厚なグレイビーソースと繊細な細切りフライドポテトとともに味わいたい（4950円）。午後には、世界中のコーヒールームで愛される「Bacha クラブサンドイッチ」（3850円）を。チキン、チェダー、ビーフベーコン、フライドエッグ、オニオンレーズンコンフィ、ガーキンを重ねた、不変のクラシックだ。

テイクアウトでは、200種以上のコーヒーを注文ごとに丁寧に抽出し、ホットまたはアイスで提供（1200円〜）。フレッシュな シャンティークリームとシュガースティック、再利用可能なグラスストローを添えた、同店ならではの贅沢なスタイルが魅力だ。さらに、バニラクリームブリュレやピスタチオなどのフィリング入りシグネチャークロワッサン（2個1250円）を熟練のシェフが毎日焼き上げ、コーヒーとの理想的なペアリングを提案してくれる。

〈バシャコーヒー〉について

〈バシャコーヒー〉（Bacha Coffee）は1910年、マラケシュの壮麗な歴史的建造物「ダール・エル・バシャ」で誕生した。時代を代表する文化人や政治家が淹れたてのアラビカコーヒーを囲んで集った名門として知られ、現在も本店は世界中の来訪者を魅了し続けている。百年にわたり受け継がれるモロッコの伝統とおもてなし、そして極上のコーヒー体験を体現する存在だ。さらに、ユニークで特徴的なコーヒールーム、ブティック、コーヒーバー、トラベルリテール、テイクアウトといったコンセプトを通じて、アジア、中東、欧州へと展開。さらにオンラインストアを通じて60カ国以上に商品を届けている。伝説的な100％アラビカコーヒーをはじめ、ギフトやアクセサリーでも広く知られ、プロフェッショナル向けの国際流通も手掛ける世界的なコーヒーブランドだ。