改めて知っておきたいドレスコード(フォーマル)の今
式典や晩餐会など、「もしも……」の招待の装いをプロが指南!
いざという時に備えて、フォーマルの知識とその装いについて専門知識を持った講師に取材。分かったのは、ドレスコードを守りながらも個性を表現することこそ、今の時代に求められるフォーマルだった。
知っておきたいドレスコードStory
国際プロトコルに通じるフォーマルスタイルを理解する
フォーマルには格式順に、正礼装、準礼装、略礼装の3つのドレスコードがあり、昼夜で服装を着分けるルールがあります。昼の正礼装として最も格式の高い装いがモーニングコート。スワローテールコート(燕尾服)やタキシードは夕方5時〜6時以降の夜のパーティで使われます。ここまでが国際プロトコルで、それに次ぐ日本プロトコルとして準礼装、略礼装が存在します。ブラックタイはタキシード、ホワイトタイはスワローテールコート(燕尾服)の別名で、夜の正礼装としての燕尾服には、白蝶タイが必ず用いられます。夜のドレスコードに「ホワイトタイ」とあれば燕尾服の着用を。ブラックスーツに白タイの略礼装で出席されると恥をかきます。日本においては準礼装のブラックスーツに、慶事の場合であれば白っぽいシルバーを使用しますが、くれぐれも間違いないように。
正礼装(国際プロトコル)
昼の正礼装 モーニング

夜の正礼装 スワローテールコート

夜の正礼装 タキシード

国際社会における礼儀上のフォーマル「正礼装」
欧米のクラシックなフォーマルウェア(国際プロトコル)と言えばモーニングコート、燕尾服(スワローテールコート)、タキシードの 3スタイル。まず正礼装のルールを理解しておくことが肝心。
