旬なジャケットスタイルに小ぶりな「エアコマンド」でクラシカルムードをUP

ベージュから茶の柔らかなトーンに
カモフラグリーンがマッチ
さらりと羽織って様になる軽快な仕立てのダブルジャケットは最近のトレンド。ここではそのベージュ色に合わせてインのニットをブラウンとし、少しコロニアルな雰囲気漂うスタイルとした。茶系のトーン・オン・トーンに、手元の「エアコマンド」のカモフラージュグリーンもぴったりマッチしている。このモデルは小ぶりの36.2㎜ゆえ、武張った雰囲気が薄いのもよい。パートナーを伴って美術館デートなんてシーンに、うってつけの装いであり、時計である。

ブランパンが1950年代に開発した伝説のパイロットクロノグラフを祖とする「エアコマンド」コレクションに登場した、世界限定モデル。トレンドのカモフラージュグリーンの文字盤を装着したことでぐっとヴィンテージな雰囲気が高まっている。従来モデル同様、ケースは抜群に軽量ながらも耐久性、耐食性に優れるグレード23チタン製で、同素材の両方向回転式のカウントダウンベゼルにはセラミックがインサートされる。なお42.5㎜ケースのモデル(世界限定200本。324万5000円)もあり。
1950年代のアメリカ空軍との間に結ばれた歴史から復活を遂げたエアコマンド

1950年代のアメリカ空軍は、パイロットの過酷な任務に耐える高精度なクロノグラフを探していた。すでにフィフティ ファゾムスをアメリカ海軍に納入していたブランパンは、その要請に応えるべく、パイロット用クロノグラフを試作。12本のみ製作されたこれらは、代理店のアレン・V・トルネクを通して、実際にアメリカ空軍パイロットへ提供された。最終的に製作された本数もごくごくわずかだったようだ。ブランパンはこの伝説的なクロノグラフを2019年に忠実に復刻。その反響の大きさから、2021年にレギュラーコレクションとして新生したのが現在のエアコマンドコレクションだ。もちろんケースはチタン製、さらに自社製のムーブメントはフライバック機構付きとなり、毎時3万6000振動のハイビートで高精度を実現するなど、格段にポテンシャルアップしている。