大人の上品カジュアルにこそ、ブランパンの新作が映える

bool(false)

PR

大人の上品カジュアルにこそ、ブランパンの新作が映える

カジュアルな装いにはダイバーズやクロノグラフなどのスポーティな腕時計が似合うものだが、成熟した男であれば、やはりそれなりの格式を備えた1本をつけたい。となれば。間違いないのが、現存する最古の時計メゾン「ブランパン」だ。「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」と「エアコマンド」の二大コレクションから登場した新作は、完成されたデザインに美しいカラーダイヤルを載せており、大人の上品カジュアルをぐっとエレガントに仕上げてくれる。

冬のラグジュアリーニットに「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」でモダンな色気をプラス

カーディガン12万9800円、パンツ4万9500円/以上ピーティー トリノ(PT JAPAN)、ニット4万7300円/タリアトーレ(トレメッツォ)

カーキ×黒の渋い色合わせの中
青のグラデがワンポイントに

茶に近いカーキ色のローゲージカーディガンに、黒タートルと黒パンツをコーディネート。こういう渋めの色合いのトップスには明るい色合いのシャツやパンツでコントラストをつけがちだが、ダークなトーンでまとめた方が、今らしいエレガンスが漂うものだ。合わせた「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」もケースがブラックセラミックゆえ、全身のクールな雰囲気を壊していない。その中で、文字盤のブルーのグラデーションが、さりげなく色気を示すポイントになっている。

フィフティ ファゾムス バチスカーフ
「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」。自動巻き。30気圧防水。径43.6㎜。ブラックセラミックケース&ブレスレット。シースルーバック。316万8000円。

「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」は、現代的なダイバーズウォッチのスタイルを築き上げた「フィフティ ファゾムス」のデビュー3年後の1956年に生まれたコレクション。フィフティ ファゾムスが本格ダイバーのための“ギア”として開発されたものだが、こちらはシティユースも意識して開発されており、機能と洗練デザインを兼ね備えたダイバーズを求める人たちの間で常に高い人気を博し続けてきた。

ここで紹介したのはその新作。ケースとブレスレットをブラックセラミックで揃えてクールにまとめながら、見る角度で色合いを変えるサンバーストブルーのグラデーション文字盤を装着し、モダンな色気も漂う仕上がりだ。搭載するのは、クロノメーター認定取得の自社製の自動巻き、Cal.1315。直列に配置された3つの香箱により約5日間ものパワーリザーブを実現するこのムーブメントの精緻な駆動は、シースルーバックでしっかり観賞できる。

ブランパンの時計作りの粋を集めたセラミック加工

ブランパンの時計作りの粋を集めたセラミック加工

ブランパンは、2024年7月にフィフティ ファゾムス バチスカーフに初めてハイテクセラミックブレスレットを備えたコレクションを投入した。上で紹介した新作はそのバリエーションとなるものだ。なおセラミックは、耐久性に優れ、傷がつきにくく、アレルギーなども起こしにくい素材。ステレンスの約5倍の硬度を備えながら、25%も軽量というところも魅力だ。まさにバチスカーフのような時計の外装に最適な素材といえよう。とはいえ1400℃で焼成すると体積が25%も減少するため、非常に歩留まりが悪く、とくに仕上げの工程などでは高度な技術が求められる。ブランパンの開発陣はトライアル&エラーを繰り返し、こうした問題をひとつひとつクリア。またセラミックでブレスレットを作る場合は、破損を防ぐためにコマとコマの遊びを大きく設けるものだが、このコレクションのブレスレットは、3年かけて開発した特許取得済みのカム型ピンで連結されたリンクシステムを採用してコマとコマの間隔を詰め、抜群に快適なフィット感を実現している。別格のスポーツウォッチが欲しい人なら、メゾンの卓越した時計作りを外装からも感じられるこのコレクション、見逃す手はない。

2025

VOL.343

Winter

  1. 1
2
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
pagetop