ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。
STEADY(ステディ)
細部へのこだわりが生む上質なベーシック
普遍的でシンプルなデザインや上質な質感で、いま注目度が上がっているのが、デザイナーの金子昌嗣氏が手掛けるステディだ。金子氏は日本の眼鏡産地である福井県鯖江市のアイウェアメーカーや工場で、職人の手仕事から眼鏡のモノづくりを学んだ。そのあと、東京のアイウェアブランドのトータルプロデュースや、アパレルのサングラスを手掛けた後に独立。2012年に“The Ordinary Spectacles(自分の定番になる存在)”をコンセプトにしたステディを立ち上げた。金子氏が目指すのは、ドレスアップしたよそ行きの服ではなく、普段着のデニムやジャケットのようにいつも一緒にいる、人生の“相棒”のような存在のアイウェアだ。
フレームはどれもシンプルで控えめだが、フォルムのバランスが良くて美しい。たとえば、「STD-107」はセルロイドを使用した小ぶりなヘキサゴンシェイプ。細身の上品なスタイルですんなりと顔に馴染み、テンプルは軽量かつ柔軟性のあるβチタン製で、しっかりとフィットする。すべてのフレームが鯖江で製造されており、品質も高く機能的だ。
飽きのこないデザインで顔馴染みが良く、掛けやすくて壊れにくい。モノづくりの基本に忠実なステディは、さりげなく本格眼鏡を取り入れたい方に最適だ。
STEADY(ステディ)
BRAND INFO
創業年/2012年
創業者/金子昌嗣
現在地/日本
問い合わせ先/ステディ
TEL:03-5787-8371
ブランドの特徴
1. 普遍的なデザインをスタイリッシュに表現
2. 質感の高さが映えるクリーンな佇まい
3. メイド・イン・ジャパンの高い品質と機能性
デザイナー
金子昌嗣
福井県出身の金子氏は、業界歴30年を超えるベテランデザイナー。2017年にイタリアの展示会「ミド」、フランスの展示会「シルモ」に出展し、ヨーロッパデビューも果たしている。