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縫製前の下準備は一般的なドレス靴より入念
「1つ1つのノイズを丁寧に取り除く。その積み重ねが、履き心地に繋がります」

縫製前の下準備
ビジネス靴の大人気モデル[WR819P] ※アイテムの詳細は下でご紹介します。

ランウォークは上質な天然皮革をアッパーに用い、それが高級ドレスシューズ然とした見た目を生むひとつのポイントになっている。裁断❶の工程では当然そのレザーの美しさを損なわないよう細心の注意が払われていた。

アッパーの各パーツの縫製前に、スキ加工❷や羽根の菊寄せ❸など、普通では見られない贅沢な工程があるのも美しさのためだが、同時にこれは快適な履き心地を叶える策でもあるそうだ。

たとえばソールの硬いグッドイヤー製法の靴であれば、パーツが重なる部分の厚みがあっても外観にはさほど響かない。しかしランウォークはソールが柔らかいため、段差が大きければソールを変形させてしまう。綺麗でスムースな外観を表現しつつ、快適な履き心地を保つには、この作業は不可欠、というわけだ。

アンクルスポンジ❹を仕込む工程や、ゴアテックスブーティ❺の縫製工程からは、ランウォークが非常に手間のかかる構造であることを改めて実感。端正さを損なわずにこうした機能系パーツを盛り込めるのも、山陰アシックス工業の縫製精度の高さがあるからだろう。

<p>❶キズやシワを避けるほか、革の繊維方向などを考慮しながら抜き型を配置。部位ごとに革の表情が異ならないよう、一枚の革で全部のパーツを抜くのが基本だ。</p>

❶キズやシワを避けるほか、革の繊維方向などを考慮しながら抜き型を配置。部位ごとに革の表情が異ならないよう、一枚の革で全部のパーツを抜くのが基本だ。

<p>❷グッドイヤー製法の靴のようにテンションを強くかけてアッパーを吊り込むことができないため、パーツが重なる部分や折り重なる部分は、厚みが出ないように、あらかじめパーツの端部を薄くするスキ加工を行う。これにより見た目が美しく仕上がり、履き心地も向上する。</p>

❷グッドイヤー製法の靴のようにテンションを強くかけてアッパーを吊り込むことができないため、パーツが重なる部分や折り重なる部分は、厚みが出ないように、あらかじめパーツの端部を薄くするスキ加工を行う。これにより見た目が美しく仕上がり、履き心地も向上する。

<p>❸羽根の裏側では、アール部分に細かくギャザーを入れていた。これは高級革製品で見られる菊寄せと呼ばれる手法。このように見えない部分も綺麗に仕上げることで、足当たりも柔らかに。</p>

❸羽根の裏側では、アール部分に細かくギャザーを入れていた。これは高級革製品で見られる菊寄せと呼ばれる手法。このように見えない部分も綺麗に仕上げることで、足当たりも柔らかに。

<p>❹履き口の踵が当たる部分に仕込むスポンジは、硬さや反発性の違いなど、さまざまなタイプのものを用意。靴のスタイルはもちろん、アッパーレザーやライニングとの相性、表現したい履き心地などに合わせてセレクトされていた。</p>

❹履き口の踵が当たる部分に仕込むスポンジは、硬さや反発性の違いなど、さまざまなタイプのものを用意。靴のスタイルはもちろん、アッパーレザーやライニングとの相性、表現したい履き心地などに合わせてセレクトされていた。

<p>❺ランウォークに搭載された防水透湿素材のゴアテックスファブリクスは、防水性に優れた柔らかな袋状(ブーティ)タイプを縫製。アッパーとラストとの間に隙間がほとんどないため、縫製は非常に難しいが、ここが少しでもずれると履き心地が著しく悪くなるので熟練技術が必要。</p>

❺ランウォークに搭載された防水透湿素材のゴアテックスファブリクスは、防水性に優れた柔らかな袋状(ブーティ)タイプを縫製。アッパーとラストとの間に隙間がほとんどないため、縫製は非常に難しいが、ここが少しでもずれると履き心地が著しく悪くなるので熟練技術が必要。

<p>❶キズやシワを避けるほか、革の繊維方向などを考慮しながら抜き型を配置。部位ごとに革の表情が異ならないよう、一枚の革で全部のパーツを抜くのが基本だ。</p>

❶キズやシワを避けるほか、革の繊維方向などを考慮しながら抜き型を配置。部位ごとに革の表情が異ならないよう、一枚の革で全部のパーツを抜くのが基本だ。

<p>❷グッドイヤー製法の靴のようにテンションを強くかけてアッパーを吊り込むことができないため、パーツが重なる部分や折り重なる部分は、厚みが出ないように、あらかじめパーツの端部を薄くするスキ加工を行う。これにより見た目が美しく仕上がり、履き心地も向上する。</p>

❷グッドイヤー製法の靴のようにテンションを強くかけてアッパーを吊り込むことができないため、パーツが重なる部分や折り重なる部分は、厚みが出ないように、あらかじめパーツの端部を薄くするスキ加工を行う。これにより見た目が美しく仕上がり、履き心地も向上する。

<p>❸羽根の裏側では、アール部分に細かくギャザーを入れていた。これは高級革製品で見られる菊寄せと呼ばれる手法。このように見えない部分も綺麗に仕上げることで、足当たりも柔らかに。</p>

❸羽根の裏側では、アール部分に細かくギャザーを入れていた。これは高級革製品で見られる菊寄せと呼ばれる手法。このように見えない部分も綺麗に仕上げることで、足当たりも柔らかに。

<p>❹履き口の踵が当たる部分に仕込むスポンジは、硬さや反発性の違いなど、さまざまなタイプのものを用意。靴のスタイルはもちろん、アッパーレザーやライニングとの相性、表現したい履き心地などに合わせてセレクトされていた。</p>

❹履き口の踵が当たる部分に仕込むスポンジは、硬さや反発性の違いなど、さまざまなタイプのものを用意。靴のスタイルはもちろん、アッパーレザーやライニングとの相性、表現したい履き心地などに合わせてセレクトされていた。

<p>❺ランウォークに搭載された防水透湿素材のゴアテックスファブリクスは、防水性に優れた柔らかな袋状(ブーティ)タイプを縫製。アッパーとラストとの間に隙間がほとんどないため、縫製は非常に難しいが、ここが少しでもずれると履き心地が著しく悪くなるので熟練技術が必要。</p>

❺ランウォークに搭載された防水透湿素材のゴアテックスファブリクスは、防水性に優れた柔らかな袋状(ブーティ)タイプを縫製。アッパーとラストとの間に隙間がほとんどないため、縫製は非常に難しいが、ここが少しでもずれると履き心地が著しく悪くなるので熟練技術が必要。

<p>❻ソールをしっかりと接着するため、糊塗りは乾燥工程を挟んで2回行う。作業者の健康と周辺環境への配慮から、2回目は水溶性の糊を使用。</p>

❻ソールをしっかりと接着するため、糊塗りは乾燥工程を挟んで2回行う。作業者の健康と周辺環境への配慮から、2回目は水溶性の糊を使用。

<p>❼糊塗りの後には、真空圧着機にかけることで多方向から力が加わり、アッパーとソールをしっかりと圧着。</p>

❼糊塗りの後には、真空圧着機にかけることで多方向から力が加わり、アッパーとソールをしっかりと圧着。

<p>❽靴型を慎重に抜き、仕上げの工程へ。アイロンや熱風をかけて革の微細なシワを伸ばしたり、商品によってはクリーム塗布やスプレー加工を施す。</p>

❽靴型を慎重に抜き、仕上げの工程へ。アイロンや熱風をかけて革の微細なシワを伸ばしたり、商品によってはクリーム塗布やスプレー加工を施す。

<p>❾職人の目視に加え、金属探知機を使って厳格に最終検品。シュータン裏のロット番号により、生産年月や工場も追跡できるようになっている。</p>

❾職人の目視に加え、金属探知機を使って厳格に最終検品。シュータン裏のロット番号により、生産年月や工場も追跡できるようになっている。

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