V6ファーストエディションのディテールをチェック(画像2枚)
V6フィールからはトヨタ製の実用エンジンであることなど微塵も感じない。すっかりロータスのエンジンだ。マニュアルミッションとの相性もよく、エンジン回転を腹の底で感じながらの加速はクルマ好きを唸らせる。本格的な電動化時代を迎えるこれからはなかなか味わえなくなる類のドライビングファンである。
そして、ここが肝心なのだけれど、フレンドリーであるにもかかわらず、そのスポーツカー性能はすこぶるつきで実にロータスらしい。ロータスのロードカーというと昔から“ザ・コーナリングマシン”であって、エミーラもまたいかなるコーナーの入り口から途中、そして出口においても、ミドシップカーにしては実に懐深く、コントローラブルに振る舞ってくれる。攻め込めば攻め込むほどドライバーの期待に応えようとする。素人からプロフェッショナルまで腕に応じて楽しむことができるという点で、60年代のロータスにはあった大衆スポーツカーとしての魅力もまた取り戻したようだ。
高速道路でもよくできたグランドツーリングカーだった。街乗りからサーキットまでオールマイティにこなす2シーターミドシップスポーツカー。性能的にもポルシェ ケイマンやアルピーヌ A110、シボレー コルベットと肩を並べる存在である。
文=西川淳 写真=タナカヒデヒロ 編集=iconic








