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MT車の特性に合わせた制御に改良

アイサイト
AT車とMT車の機能の違い
AT車とMT車の機能の違い。MT車の場合、ACCは30km/h以上で走行中かつギアは2速~6速の場合に作動。

今回BRZの改良モデルに採用するMT車向けアイサイトは、BRZのオートマチックトランスミッション車向けのアイサイトをベースに、プリクラッシュブレーキや追従機能付クルーズコントロール、車線逸脱・ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、後方ソナー警報機能のクリアランスソナーを装備。アイサイトの高い衝突回避、衝突被害軽減、運転負荷軽減の各性能へMT車の特性に合わせた制御を施し、リアルワールドの幅広いシーンでの安定した動作を実現、運転する楽しさと安心を高い次元で両立している。

「アイサイト」と「SUBARU BRZ」改良モデルをチェック(画像4枚)

<p>プリクラッシュブレーキは、衝突の危険があるとシステムが判断した際にドライバーに注意を喚起。ドライバーが回避操作を行わない場合に自動でブレーキを制御する装備。</p>

プリクラッシュブレーキは、衝突の危険があるとシステムが判断した際にドライバーに注意を喚起。ドライバーが回避操作を行わない場合に自動でブレーキを制御する装備。

<p>前走車追従機能付クルーズコントロール(ACC)作動時には一定の距離を保ち前走車の後ろを追従走行する。</p>

前走車追従機能付クルーズコントロール(ACC)作動時には一定の距離を保ち前走車の後ろを追従走行する。

<p>ACCはステアリング右側のスイッチで操作することができる。</p>

ACCはステアリング右側のスイッチで操作することができる。

<p>2代目となる現行モデルは2021年に登場、2022年に改良が行われている。</p>

2代目となる現行モデルは2021年に登場、2022年に改良が行われている。

まず緊急時のプリクラッシュブレーキだが、MT車でも完全停止までサポートする。MT車の場合、完全停止までブレーキをかけ続けると停止する前にエンジンがストップ(エンスト)する可能性があるが、万が一そうなったとしても完全停止まで作動するという。しかし、停止後は徐々にブレーキが解除されるため、ドライバーがブレーキを保持する必要がある。

そして、前走車追従機能付クルーズコントロール(ACC)は、MT車ではギアの選択権はあくまでドライバーにあることを考慮し、走行条件を30km/h以上の走行でギアは2速~6速の場合に設定。この条件を満たしていれば、ACCが作動する。ただし、先の走行条件のように全車速対応とはいかず、停止時からの自動再スタートもできない。また、速度が25km/h以下になった場合、ACCはキャンセルされる。そのほか、クラッチを5秒以上踏み続ける、ニュートラルギヤで5秒以上走り続けるなどした場合も、同様にキャンセルされる。ちなみにこれらの機能にはオフスイッチがついており、サーキットなど前走車との車間距離が接近するケースも想定されるスポーツ走行の際には、オフにすることが推奨される。

停止と再スタートを繰り返すような渋滞の場面では、ドライバーの負担は変わらないが、30km/h以上の巡航時にACCが使えれば相当な疲労軽減につながるだろう。また、完全停止までサポートしてくれるプリクラッシュブレーキの存在も心強いものだ。MT派ドライバーにとってもうれしい大歓迎の機能となるはずだ。

文=藤野太一 写真=SUBARU 編集=iconic

<p>プリクラッシュブレーキは、衝突の危険があるとシステムが判断した際にドライバーに注意を喚起。ドライバーが回避操作を行わない場合に自動でブレーキを制御する装備。</p>

プリクラッシュブレーキは、衝突の危険があるとシステムが判断した際にドライバーに注意を喚起。ドライバーが回避操作を行わない場合に自動でブレーキを制御する装備。

<p>前走車追従機能付クルーズコントロール(ACC)作動時には一定の距離を保ち前走車の後ろを追従走行する。</p>

前走車追従機能付クルーズコントロール(ACC)作動時には一定の距離を保ち前走車の後ろを追従走行する。

<p>ACCはステアリング右側のスイッチで操作することができる。</p>

ACCはステアリング右側のスイッチで操作することができる。

<p>2代目となる現行モデルは2021年に登場、2022年に改良が行われている。</p>

2代目となる現行モデルは2021年に登場、2022年に改良が行われている。

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