人気ショップに調査した、夏のおすすめスーツスタイルをご紹介。素材選びやタイドアップorノータイ、それぞれ涼しく見せる着こなしのコツを聞いてみた。
シップス
軽いウールで仕立てることで見た目、着心地ともに軽やかに仕立てたグレンプレイド柄の段返り3Bスーツ。クラシックなアイテムも、すべてをモノトーンで揃えれば、モードとは一線を画しつつ、こんなにも新鮮でシックな大人の装いが愉しめる。グレー×白の柔らかいモノトーンのVゾーンには、華やかなプリントタイをひと挿し。ノットをキュッと小ぶりに引き締めてくれるタブカラーシャツが、Vゾーンのシャープさを際立たせてくれる。足元にはスエード靴ではなく、スムース革のタッセルスリッポンを使っている点が、上品さの秘訣だ。
問い合わせ先
シップス 銀座店
TEL:03-3564-5547
ストラスブルゴ
サックスブルーの段返り3Bスーツは、手仕事とマシン作業を巧みに融合することで立体的なシルエットを構築した、ウール×コットン×シルクの三者混によるヘリンボーン生地。気を衒わないクリーンな無地のセミワイドカラーシャツは、昔ながらの手縫いと細やかなミシンワークにこだわった、ナポリシャツの心地よい フィッティングを味わえる。すっきりとした美しいフォルムのノッチドラペルから伸びる、シャープな Vゾーンには、スーツのブルーを挿し色に拾ったベージュタイを上品に馴染ませる。足元のタッセルは、ツープリーツながらすっきりとした細身のテーパードラインを作るトラウザーズの雰囲気に合わせて、丸みがありながらもスリムなトゥシェイプのモノを。あえて多色を使わないところに抑制の美が生まれる着こなしだ。
問い合わせ先
ストラスブルゴ
TEL:0120-383-563
バーニーズ ニューヨーク
コロナウイルス以降、ビジネススタイルの変化に伴い、より快適な素材を用いたスーツやジャケットのニーズの高まりを受け、ラルディーニに別注を掛けたジャージ―素材の限定セットアップは、デニムライクな表情をプリントした軽やかな表情が魅力だ。タイドアップスタイルにも遜色なく着用できる立体感のある作りのジャケットには、遠目無地に見える細かいストライプ柄のシャツを合わせ、上品な淡いベージュのシルクタイを添える。スーツの色味を拾ったブルーの小紋タイにすることで、Vゾーンに統一感が生まれ、ビジネスシーンにふさわしい落ち着きが生まれる。ベルトループ付きながら、ドローコード仕様のリラックスパンツの足元には、紐靴よりローファーが軽快に馴染む。
問い合わせ先
バーニーズ ニューヨーク
TEL:050-3615-3600