【インデックス(植字式)】
ダイヤルの小さな穴にパーツの脚を入れて裏から固定する
インデックスに取り付けた脚を、ダイヤルの穴に植えるから、植字。1つ1つのインデックスは丁寧に仕上げられ、時計の審美性を高める。
形と仕上げでより見やすく
一般的な植字インデックスは、金属板をプレスで打ち抜いたり、切削して形作られる。例としてグランドセイコーのインデックスは、傾斜した切り子面を形成(ファセットカット)し、さまざまな仕上げを施して、美観を整えている。こうすることでインデックスがダイヤル面からより浮き立って見え、視認性も高まる。
ここから先の内容はセイコー・ブランドでは該当しないが、仕上げ後の一般的な時計は、インデックスに付けた細い脚をダイヤルに設けた穴に通し、裏側に出した部分を押しつぶしたり、根元部分を変形させてから溶接で固定する。押しつぶすのをかしめ、変形させるのをポインティングと呼ぶ。また前述したアップライトとは直立という意味なので、脚を植えず接着しているものも指す。
もっと知りたい方はこちら!
『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
購入は
こちら