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─漉─
老舗の技が叶える究極の薄マチ

同じく見映えの良し悪しに関わる工程として革の「漉(す)き」にも注目したい。革と革を貼り合わせる部分を何回も削いで薄くするこの技は日本の老舗の革小物ブランドが得意とするところだ。この工程により、より薄マチで革同士の繋ぎ目も滑らかな上質なサイフを作ることが出来るのだ。

THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE
ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャーの「コードバン ロングウォレット」

コードヴァン ロング ウォレット

アトリエの熟練職人の手技が光る
新喜皮革謹製のニュアンスある艶やかなコードバンを一枚革で用いた贅沢なつくり。コードバンを最適な厚みにスプリット(割り)した後、ひとつひとつ手作業でさらに漉くことで極上の仕上がりに。縦9.2×横18.8×マチ1.2cm。7万1500円(TWCM BANKS)

GANZO
ガンゾの「シェルコードバン2 マチ無し長財布」

ガンゾの「シェルコードバン2マチ無し長財布」

コードバンのしなやかさを堪能できる仕立て
ホーウィン社の「シェルコードバン」を表革のみならず内装にも使用。革のしなやかさを味わえるよう芯材を使用せず、コバは切り目仕上げを施している。紙幣とカードのみを収納する薄マチの長財布だ。縦9×横19×マチ1.5cm。11万円(ガンゾ 本店)

PRAIRIE GINZA
プレリーギンザの「イタリーベビーカーフ長財布」

プレリーギンザの「イタリーベビーカーフ長財布」

細部の丁寧な仕上げにより長く愛用が可能
WAXとアニリンで仕上げたイタリーベビーカーフを用いた本作。使うほどに光沢が生まれるが、曲げて通常の革よりシワになりもなりにくく耐久性にも優れる。漉きや縫製など細部を国内の熟練職人が手掛け端正な佇まいだ。縦9×横19×マチ1.3cm。2万900円(プレリー)

FUJITAKA
フジタカの「ワープロラックス 長財布」

フジタカの「ワープロラックス 長財布」

耐久性とエイジングの両方を備えたカーフレザー
ドイツのタンナー「ワインハイム社」のソフトな感触ながらも独特なコシがあるカーフレザーを用いた純札タイプの長財布。表面に型押し加工を施しており、こちらのレザーは発色が良くゆっくりとエイジングも楽しめる。縦8.5×横17×マチ1.5cm。6万3800円(イケテイヴィラ東京)



※表示価格は税込み
[MEN’S EX Winter 2023の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
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