昨今の時計業界の傾向として、高級時計の動きがいいという。それは、買うタイミングが減っているからこそ、買うときにはいいものを、という本物志向が高まっているからだ。そんな中でも、今年注目の高級時計を、M.E.時計班と長らくともに時計取材をしてきた兄弟誌『 時計Begin 2022夏号 vol.108』から選びご紹介する。
BVLGARI(ブルガリ)
オクト フィニッシモ ミニッツリピーター
青に華やぐ時打ち機構
インデックスをカットアウトし、打鐘の音色を外部へと広げるダイヤルを深いマットブルーに染め上げた新色。サンドブラスト仕上げのチタン製ケースは、6.61mm厚と極薄。手巻き。径40mm。チタンケース。ラバーストラップ。30m防水。7月発売予定。
価格:2325万4000円
問:ブルガリ ジャパン
オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン
プレシャス素材をまとう
ムーブ厚3.5mmのトゥールビヨンクロノをPtケースに収めたラグジュアリーな新作。ダイヤルのスケルトナイズは、幾何学的に整えられている。裏蓋側のメカも、見応え十分。自動巻き。径43mm。Ptケース。アリゲーターストラップ。30m防水。発売中。
価格:2504万7000円
問:ブルガリ ジャパン
オクト フィニッシモ ウルトラ
薄さと奥行き感が融合するオープンダイヤル
時・分の各表示には、その間にあるディファレンシャルギアで各回転速度に駆動力を振り分ける。リューズは針合わせ用を3時、巻き上げ用を7時位置に分け裏蓋側に。限定10本。手巻き。径40mm。チタンケース&ブレスレット。完売。
価格:5221万7000円
問:ブルガリ ジャパン