地方都市のモビリティはどうなっていくのか?

岡崎 今回はCX-5というマツダのクルマでドライブしながら珠洲まできたんですが、こっちのクルマ事情も聞かせてください。いま地方都市の高齢化や免許の問題など、モビリティに関しても色々な問題があるんじゃいかと思うんですが。
岩城 珠洲の問題はまず路線バスがなくなるんですよ。
平澤 そうなんですか。やっぱり採算が合わないってことですね。
岩城 そうです。年間で1000万円とかの赤字になってしまっているんです。なので赤字になるんだったら予約制の乗り合いタクシーにしようと。しかも2種の免許が必要にならないようにお金は取らない。お金はすべて市が負担することにするんです。これで利便性はすごくあがるんですよ。その次の段階として自動運転のバスを巡回させるというプランもあります。
平澤 自動運転の巡回バスというのは、珠洲だと可能性があるんですか?
岩城 ここは大まかにいえば道は3本しかないですからね(笑) センサーとか埋め込まなくても熱線を埋め込んでカートみたいに走るようにするとか。
岡崎 珠洲みたいな道路事情なら現実的な話ですよね。でもそれだけと全てのニーズには応えられないですよね?
岩城 そうなんです。そうすると個別の細かいニーズをどう拾うかの問題がでてきます。これはコミュニティパワーで解決するしかないなと思っているんです。なので、いまこっそり始めようと思っているのが「ちょっこし乗っていかんけ?ステッカー」というものです。そのステッカーを貼ったクルマにはホワイトボードを乗せて、常に目的地を書いておく。それを見た年配の方が「そこへ行くならじゃあ乗っけていって」と。ヒッチハイク歓迎っていう看板を下げて走るような感じです。
岡崎 それはかなり面白い計画ですね。
岩城 それを地元の若者たちとプロジェクトしてやっていこうかなと。 たぶんどこからか怒られるとは思うんですけど(笑)
岡崎 でもお金をもらう訳じゃないから怒られようもないですよね。
岩城 東京じゃ絶対できないけど。






