【BROWN&GREEN Suit/ブラウン&グリーンスーツ】
ビジネススーツにおける第三の定番色として注目

【BEAMS】
“色数を絞ってまとまりある装いに”
──ビームスF バイヤー兼プレス 芹沢良輔さん
「トレンドであるブラウングレンプレイドのスーツに、相性の良いグリーンのタイを合わせました。ドライタッチなスーツに存在感のある大柄のモチーフタイで洒落感をプラスし、アイボリーカラーのシャツを合わせて、柔らかな雰囲気でスタイリング」

【UNITED ARROWS】
“スーツを楽しむスタイリング”
──プレス 藤原和広さん
「色を3色使いながらも、主張が強くなりすぎないようにバランスを取ってスタイリング。ペイズリーのプリントタイにストライプのシャツはブリティッシュな合わせですが、全体にはニューヨークをイメージさせるような雰囲気に仕上げました」

【SHIPS】
“カラーリングを柔らかく統一”
──プレス 河野建徳さん
「ブラウンの赤みとグレイッシュな色みを活かしてコーデ。タイにボルドー、シャツにグレーを用いて全体的に柔らかいカラーリングで仕上げています。一見クラシックな装いですが、軽いシルエットや仕立てでモダンクラシックスタイルに」

【TOMORROWLAND】
“柄×柄でもまとまりをもたせる”
──プレス 川辺圭一郎さん
「チェック・ストライプ・ペイズリーの柄に柄を重ねたV ゾーン。全体をブラウンベースにすることで、柄×柄のコーディネートもまとまりのある印象に。ネクタイにはヴィンテージ感のある印象のプリントタイを合わせ、スーツとの調和を図りました」

【STRASBURGO】
“ブラウンスーツはライトな印象に”
──ストラスブルゴ 銀座店 店長 金村浩史さん
「ブラウンスーツにはポップなV ゾーンにすることでクラシック感を軽減させます。シャツはブラウンと相性のいいライトピンク。ネクタイはストライプの幅が広いものにすることで軽快な印象に。小紋タイを合わせるより軽やかな印象で装えます」

【BARNEYS NEW YORK】
“タイ&チーフ選びで遊び心を効かせる”
──MD メンズチーム マネージャー 倉科良樹さん
「カーキのスーツにはグレーのタブカラーシャツとタイを合わせ、カラートーンを統一してモダンに。光沢感のあるオレンジのペイズリータイがポイントになっています。さらにマルチカラーのチーフを合わせ、遊び心をプラス」

【AZABU TAILOR】
“ブルーの配色で都会的にブラウンを装う”
──商品企画・バイヤー 高木 渉さん
「本来カントリーなカラーであるブラウン。グリーンやイエローなどと合わせたくなるが、あえてブルーベースで合わせることでアーバンな印象に。ベージュがかったドット柄が個性を出しながらもスーツのブラウンを拾い、統一感ある装いを」

【MITSUKOSHI ISETAN】
“中間色を用いた立体感のある装い”
──日本橋三越 紳士服オーダーバイヤー 山浦勇樹さん
「スーツ用のカバートクロスを使用したブラウンのダブルブレステッド。タイもシャツも柄ものを組み合わせていますが、装い全体を中間色同士のブラウングラデーションの配色にすることで、べたっとならずに立体的な見栄えに」

【NIHOMBASHI TAKASHIMAYA】
“ダンガリーシャツにはあえてシルクタイを”
──バイヤー 久曽神 健さん
「ライトブラウンが上品な印象をもたらすウールチノの素材を用いたこちらのスーツ。シャツはややカジュアル感のあるダンガリーの生地のものですが、ネクタイは、スーツの上品な素材感に合わせて、起毛したシルクタイをチョイスしています」

【WAKO】
“アニマル柄タイの使い方の好例”
──本館4階 アシスタントマネージャー 中野昌一さん
「秋冬らしい鹿柄のネクタイに、ツイードの3ピースのスーツを合わせたこちら。トレンドのアースカラーで揃えることで、両アイテムのクラシックさを際立たせました。ネクタイの鹿柄はスーツとシャツの色を拾い、統一感も持たせています」
[MEN’S EX Winter 2022の記事を再構成]
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