【SUIT OF THE YEAR 2021】アート&カルチャー部門受賞 TOKIOインタビュー

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働き盛りのエンターテイナー

SUITS OF THE YEAR 2021 アート&カルチャー部門受賞 松岡昌宏さんロゴ

TOKIO

TOKIOは2021年4月、その屋号を守りつつ「株式会社TOKIO」として再始動。アイドルグループの枠を超え、日本中を巻き込んでさまざまなプロジェクトに邁進する姿勢を称えて本賞を授与する。

SUITS OF THE YEAR 2021 アート&カルチャー部門受賞 松岡昌宏さん 別アングル

松岡昌宏(まつおか・まさひろ) Masahiro MATSTUOKA


【profile】
1977年生まれ。1994年にTOKIOのメンバーとしてデビュー。『ザ・鉄腕DASH!!』など多数の人気TV番組に出演。2021年4月からは株式会社TOKIOの副社長としても活動。



“目的があるならやりゃぁいい。”

株式会社TOKIOでは、城島 茂さんが社長、国分太一さんが副社長・企画、松岡昌宏さんが副社長・広報を担当する。インタビューは代表して広報の松岡さんが引き受けてくれた。

役柄でスーツ着用も多いためか、現れた松岡さんはスーツをじつに美しく着こなしていた。

「本当はスリーピースが好きですが、株式会社TOKIOとして動くときはこういうベーシックなスーツがいい。僕がスリーピースを着たら社長の城島より貫禄が出てしまうから(笑)」

撮影の間、松岡さんは終始そんな冗談で場を和ませてくれた。いい具合に肩の力が抜け、会社を設立したことに対する気負いのようなものは感じられない。そんな中、TOKIOとしてのチャレンジについて聞いてみた。

「チャレンジ? してないです。目的があるなら、やりゃぁいいんです、自分たちができるやり方で。そもそも平均年齢48歳のグループが、今から商社の真似をしても無理。だから知ったかぶりせずに素直に、自分たちがエンタメとして培ってきた中からできるビジネスをやる。会社設立時に、自分は今までのやり方でしか仕事はできないと国分さんに言ったら、“お前はそのままでいい。だから広報をやってくれ”と。メディアに対するアプローチの仕方は知っているので、引き受けました。基本的に我々がやろうとしていることは、これまでの延長線上です」

“できること”と言うが、TOKIOというグループはもともとその引き出しが多い。番組内の企画とはいえ、村の開墾など日本中を巡ってその土地のいいところを伝えてきた。東北復興支援に長年携わってきたことも有名だ。そうしたアイドルの枠に収まらない活動が、会社を設立した今、町おこしや企業との社会貢献といった新たなプロジェクトを次々と呼び込んでいる。

「時期も良かったと思います。僕はいま40代半ば。10年早かったら個人プレイを選んだでしょうし、10年遅かったら無理。だって城島が還暦ですから(笑)。10~20代で耕して、30代で種まきして、子ども扱いされなくなった40~60代が男の働き盛り。ここをどう過ごすかで、人生が楽しかったかどうかが決まる気もしています。このまま3人で楽しくやって、10年後の城島に赤いちゃんちゃんこ着せて、おめでとうと言えたらいいなと思っています」

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