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パイロットライセンスがなくても運転可能

レクリエーショナルモデルとミリタリーモデル
レクリエーショナルモデルミリタリーモデルを用意。2018年以降、JETPACK AVIATION社ではSpeederの開発に注力しているそうだ。

Speederは「レクリエーショナル」と呼ばれる仕様に、ウルトラライトとエクスペリメンタルと呼ばれる2モデルをラインナップ。ウルトラライトは搭載燃料5ガロン、最高速度60マイルに制限される。JETPACK AVIATION社でのトレーニングこそ必要だが、(アメリカの場合)パイロットの免許は必要ない。

エクスペリメンタルはFAAパイロットライセンスが必要となるものの、積載燃料や最高速度に制限は設けられておらず、Speederの性能目いっぱいの15000フィート(4572m! )、最高速度150マイル(241㎞/h! )まで楽しめる。JETPACK AVIATION社で生産終盤に立ち会うことで、“エクスペリメンタル=実験機”という枠でFAAによる規制を満たす、と説明されている。つまりは、合法的な裏技であるようだ。

本来、Speederは軍や公的機関向けの製品でヘリコプターでは危険なエリア、緊急搬送や物資補給に活用されることを想定して開発が進められてきた。よってレクリエーショナルの生産は20台の限定生産を予定し、以後は軍や公的機関向けに生産体制を優先させるという。

Speederの価格は38万ドル~と公表されており、決して安い金額ではないがフェラーリを新車で買える人にとってはかなり現実的ではないだろうか? 垂直離陸が可能なSpeederは、クルマ1台分のスペースがあればどこでも離着陸が可能。水上バイクのように、空を縦横無尽に飛び回る時代がもう間もなくやってくる!?

文=古賀貴司 写真=JETPACK AVIATION 編集=iconic

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