高い防水性能や堅牢性によりアウトドアやスポーツでの活躍はもちろん、ファッションアイテムとしても人気のダイバーズウォッチ。そんなダイバーズのバイヤーズガイド『超本格ダイバーズウォッチ大全』が発売に。ここでは、その中身をピックアップしてご紹介。
【注目のダイバーズウォッチ】
プロスペックス 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDC101
SEIKO(セイコー)
国産初のダイバーズを現代的に解釈した“アーバンダイバーズ”
国産第1号のダイバーズウォッチとして、1965年に誕生した通称150mダイバー。当時は非常に画期的だった150mという高度な防水性能はもとより、時間経過が計測可能な60分表示の回転式ベゼル、周囲を金属で囲い夜光塗料をたっぷり施した幅広で視認性のよい角型インデックスなど、当初からダイバーズの要件を十分に満たす本格派のスタイルで登場した。また、このファーストモデルは、’66年から計4回にわたり南極観測越冬隊の装備品として採用された。それ以外にも北極やエベレストをはじめ、地球上のあらゆる過酷な環境下で多くの冒険家・探検家たちによって使用されたことで、セイコーダイバーズの信頼性と正確さを世界中に知らしめたのである。
2020年、この歴史的なダイバーズを現代的に解釈した「プロスペックス 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン」が発表された。大きめのインデックスと針を配した視認性のよい文字盤、60分計付き回転ベゼル、エッジのきいた堂々としたケースなど、ベースデザインはオリジナルに範を取りながらも、随所にモダンなディテールをちりばめている。
まず、風防には内面無反射加工のサファイアクリスタルを取り入れ、耐久性を高めるとともに、歪みのないクリアな視界を確保。文字盤のインデックスや針にはセイコー独自の夜光塗料「ルミブライト」を塗布し、長く高輝度で発光するため、夜間や暗闇でも高い視認性が得られる。一方、ケースには独自の表面加工技術ダイヤシールドが施され、長期間使用しても美しい輝きや仕上げが失われることはない。また、ワンプッシュダイバーエクステンダー方式のブレスレットも、ダイバーにとって最高の使い心地である。
さらに、ダイバーズでは小振りな直径40.5mmの薄型スタイル。大きすぎず小さすぎず絶妙なこのサイズ感により、プロユースはもちろん、街使いやビジネスにも最適な1本となることは間違いない。
街での日常使いにもいい小振り40.5mmケースと薄型設計
現行ダイバーズの多くが径45mm前後なのに対し、こちらのケースサイズは40.5mm。さらに厚みも13.2mmと薄型であるため、エレガントに着けこなすことができ、本格ダイバーズながらタウンユースにもぴったり。