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全グレードがマイルドハイブリッド仕様に

フォルクスワーゲン ゴルフ8
初代のアイコンであった太いCピラーなど、ゴルフらしさを継承しつつも、先代よりもシャープなエクステリアに仕立てられている。

先代より10%近く空力が改善されたというボディのアウトラインは変わらない。正面のラジエーターグリルからドアハンドルに続くスライスライン、そしてCピラーからリアフェンダーにかけてのキャラクターラインという、二重のショルダーラインはゴルフ8の特徴といえる。先代に比べて、4295×1790×1475mmというサイズは30mm長く、10mm狭く、5mm低く、ホイールベースの2620mmは15mmほど短い。

フォルクスワーゲン ゴルフ8のシート
フォルクスワーゲン ゴルフ8のシート
後席は6:4分割可倒式を採用。アクティブ ベーシック以外には、運転席/助手席/後席を個別に温度設定できる3ゾーンオートコンディショナーを標準装備する。

ただし静的質感という点でいけば、「スタイル」に迷わず軍配を上げる。起毛素材とファブリックのコンビシートとはいえ、クリーンで媚びない質感はこれこそがゴルフのスタンダードと思える。対して「アクティブ」の方は、シートのサポートがやや浅く小ぶりに見え平板な上に、ファブリックの素材感も化繊っぽさが目立つのだ。

フォルクスワーゲン ゴルフ8のエンジン
最高出力110ps/最大トルク200Nmの1リッター直3ターボ(写真)。1.5リッターターボは150ps/250Nmとなり、エンジンカバーが備わる。

先に述べた通り、前者が1.5リッター、後者が1リッターで両者とも48V MHEVかつ7速DSGが組み合わされているが、シャシーも細かく造り込みの差別化が図られている。前者はアルミ製のフロント・サブフレームであるのに対し、後者はスチールのそれ。リアサスは4リンクの1.5リッターに対し、1リッターはトーションビームとなる。

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