ファッション目線で気になるベスト10&キーワード別&専門店で新作腕乗せ2021新作時計大品評会!
このコロナ禍でも高級時計市場は元気だ。バーゼルワールドやSIHHといったかつての国際的な時計見本市はなくなったものの、「ウォッチズ&ワンダーズ 2021」のようなメジャーブランドが集うオンラインイベントで、あるいは独自の発表会で、刺激的なニューモデルが多数発表された。
ピュアさ際立つ透明ケース
髙木 昔は一部の好事家のみが楽しむジャンルといった感じだったけれど、すっかりスケルトンが時計界の一大潮流に。今年も多くの新作が登場したね。
田上 中でもとびっきりのスケスケ具合だったのが、ボーイフレンド スケルトンの新作です。
髙木 2018年に出たときはゴールドケースだったけれど、今作はケースをサファイアクリスタルに。輪を縦にずらし重ねた自社製ムーブの美しい佇まいを、どの角度からも堪能できる。
平澤 もともとのピュアなデザインが一層際立ってますね。私は、レディス用として出ている、ボーイフレンドの通常モデルが改めて欲しくなりました!
Keyword 4
Elegant Skeleton
CHANEL(シャネル)
ボーイフレンド スケルトン X-RAY
美しい機械の造形がどの角度からも堪能できる(平澤)

透明感が増し、より一層、精緻な美しさを堪能できる
3番目の自社製ムーブメント、Cal. 3を搭載して2018年に登場したボーイフレンド スケルトン。そのケースを削り出しのサファイアとし、X線に通したかのような佇まいに。ストラップは独自システムで簡単に交換可能。手巻き。37×28.6mm。サファイア+18KWGケース。カーフストラップ。世界限定100本。942万7000円(シャネル カスタマーケア)
時計を選んだのはこの面々
髙木教雄さん(時計ライター)
1962年生まれ。’99年からスイスで新作時計発表会取材に取り組み、本誌のほか時計Beginやクロノスなどの専門誌でも執筆。
平澤香苗(MEN’S EX編集長)
編集長に就任し、機械式時計を見比べる機会が急増。最近ではスケルトンやセラミックなどハイテク系の時計にも興味津々。
田上雅人(MEN’S EX時計担当)
普段はGSを愛用。休日は主にドライビングウォッチだったが、最近、ヨットに乗る機会が増えたので次狙うはマリンウォッチ!?
[MEN’S EX Summer 2021の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み。