至高の一本をブランドの象徴とともに楽しむ
メゾンには顔ともいえるアイコン的存在が必ずある。そんな名品と合わせることで、カジュアルなはずのデニムのクラス感がアップ。名品を取り入れることで、格上げを図り、デニムをより楽しみたい。
BERLUTI(ベルルッティ)
デニム+ローファー。定番の軽快な装いが俄然、艶のあるものに
穿く人だけが目にするセルビッジの遊びに注目
レギュラーフィットのブラックデニムは、脇にブランド名を記したセルビッジデニムを採用しているのが特徴。生地にはウォッシュ加工が施されているほか、ストレッチ性があり、快適さは申し分なし。そんなデニムに合わせたローファーは1962年、アンディ・ウォーホルが注文したシューズに由来するモデル、アンディ。アッパーに彫られたスクリット(書体)もまた、メゾンのアイコンとして名高い。
RALPH LAUREN PURPLE LABEL(ラルフ ローレン パープル レーベル)
ダブルのブレザーでプレッピーを大人のスタイルに
ベーシックと見せかけて素材や加工にはヒネリあり
こちらのデニムは軽い起毛感があり、肌触りのよさや高級感が秀逸。一方、メタルボタンを燻した仕上げにするなど細部にも抜かりがない。英国への憧憬やアメリカンな気分が持ち味のブランドにとって、ブレザーは欠かせない。特にダブルブレステッドなら、プレッピーな気分とブランドの品格も感じられて◎。無論、白デニムとも好相性だ。そして、靴やニットで堅苦しさを回避する小技も覚えておきたい。