ブルージーンズとは違う着こなしセオリーをマスターしよう
ブラックデニムも差し色効果でモードに見せない

シャープさを演出しつつもクラシックの範疇に収まる
ブラックデニムを大人っぽく着こなすには、モード寄りに見えないよう意識することが重要。ここでも+1色が効果を発揮してくれる。シャープな印象を漂わせつつも、あくまでクラシックの範疇に収まっているのがわかるだろう。加えて重要なのはジャケットの柄。黒無地だとチグハグなセットアップのように見えてしまうが、モノトーンチェックを選ぶことで統一感をもたせつつメリハリを生んでいる。
白黒ヘリンボーンのシャツジャケットで黒デニムをクラシックに
BRYCELAND’S(ブライスランズ)

素材・仕立てとも本格的にこだわった硬派なブラックデニム
防縮加工なしの生地や鉄のボタンを用い、ヴィンテージにも精通する日本の気鋭デニムメーカーが縫製を手がけた超本格志向の「933」。一見グレー無地のシャツジャケットは白黒のヘリンボーン柄で、黒デニムにクラシック感をプラスしている。
黒×グレーのジャケットには柔和な差し色を
TRAMAROSSA(トラマロッサ)

イタリアの雄が手がけたディテール美も光る一本
デニムはスリムシルエットの「ミケランジェロ」。ブランドアイコンであるハサミを刻印したメタルパーツなど、細部までイタリアンブランドらしいこだわりが詰まった一本だ。グレー×黒のチェックジャケットは、白黒柄よりややマイルドな表情。合わせるインナーもスモーキーなピンクを選んで、グラデーションを意識したスタイリングにまとめた。このように柔和なモノトーンで装えば、黒デニムも尖って見える心配はない。
[MEN’S EX 2021年6月号DIGITAL Editionの記事を再構成]
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