DRESSY style
正統派アイビースタイルを現代のアイテムで表現
「ダブル=かっちり着るものというイメージがあるかもしれませんが、実は’60年代のアイビー、そして’80年代のフレンチアイビー期においては、ギンガムチェックシャツやホワイトデニムを合わせたスポーティな着こなしが人気でした。こちらはそんな時代の空気感を今のアイテムで表現したコーディネートです。アイビー調とはいえ、使っているアイテムは伊・日・英と多国籍。こういうミックス感も懐古的に見せないポイントですね」
[ UPDATE POINT ]
- BDシャツの襟ボタンはしっかり留めて正統派に
- 今季復権の5ポケパンツでボトムスは軽やかに
CASUAL style
素材やディテールのアップデートがポイント
「こちらも’80年代フレンチブーム期の定番的スタイルを意識して組んだコーディネートです。当時は紺ブレにセントジェームスのバスクシャツ、古着のミリタリーパンツに足元はオールデンやウォークオーバーといった合わせがお決まりでした。今回はインナーをニットT、パンツはウエストゴムのリラックス仕様、そして靴は軽快感のあるスリッポンスニーカーにしてアップデート。より洗練された大人の装いを意識しています」
[ UPDATE POINT ]
- Tシャツよりも上質感あるサマーニットで大人らしく
- 足元は往時よりも軽快にまとめると洒脱
ビームス クリエイティブディレクター
中村 達也さん
1963年、新潟県生まれ。アイビーからブリティッシュ、フレンチ、イタリアンクラシックと各国のスタイルをリアルタイムで経験。“時代性のあるクラシック”を常に模索している。
[MEN’S EX 2021年6月号DIGITAL Editionの記事を再構成]
(スタッフクレジットは本誌に記載)※表示価格は税込み