>> この記事の先頭に戻る

肌着を作ってきた感性で今求められる軽さを追求

名門シャツメーカーには近年トータルブランド化を推し進めるところも多い。春夏に相応しい軽快な一着が欲しいのなら、こうしたところの作るジャケットを狙うのも一興だ。シャツという肌着を長年仕立ててきただけに、一般的なテーラードとは別次元の軽さや着やすさを叶えたモデルが多いからだ。

ここで紹介した3着はその好例。「バグッタ」「ジャンネット」は副資材をまったく入れないまさしくシャツライクな仕立てで、きちんとした面構えと裏腹に、カーディガンやパーカといった軽い羽織り物を纏う感覚で着用できる。

一方「ロンバルディ」は随所を職人が手縫いで仕立てた本格派。マニカカミーチャと言われるナポリ伝統の袖付けにより柔らかな着用感で、見た目にも寛いだ雰囲気を演出できる。ジャケットの選択肢を広げる上でも是非注目を。

シャツ屋のジャケットの[Point 1]

 
袖付けアップ

袖付け、仕様はシャツの作り
芯地はもちろん、袖付けにおいても肩パッドや垂れ綿などを省いたシャツライクな仕様。袖ボタンを割愛したものも多く、袖まくりも容易。



シャツ屋のジャケットの[Point 2]

 
ジャケット内側

薄生地一枚でもしっかりな風合い
芯材を潔く省いた代わりに表生地を内側に大きく見返したモデルが多いのも特徴。ゆえに薄生地でもきちんとした面構えに。

[MEN’S EX Spring/Summer 2021の記事を再構成]
※表示価格は税抜き

  1. 2
LINE
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
星のや
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
pagetop