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高い走破性とボルボの世界観をしっかりと融合

V90 RECHARGE PLUG-IN HYBRID T8 AWD INSCRIPTION
今回試乗を行ったのはボルボV90 RECHARGE PLUG-IN HYBRID T8 AWD INSCRIPTION。車名のVはワゴンボディ、90はフラッグシップモデルシリーズを意味する。車両価格は714万円〜でT8 INSCRIPTIONは1014万円。

八甲田山系に近づいてくると、次第に雪深くなってきた。圧雪路には時おり磨き込まれたアイスバーン路面も顔を出すが、瞬時に車両が制御を行い、スライドするのを抑えてくれる。モーターによってより速く正確なトルク配分を実現しているわけだ。

V90 RECHARGE PLUG-IN HYBRID T8 AWD INSCRIPTION
青森市内や青森空港から約1時間ほど走ると到着できる国民保養温泉地第一号である「酸ヶ湯」。標高900mの八甲田にあり、名物は4つの源泉からなる「千人風呂」。青森県青森市八甲田山1 tel. 017-738-6400

酸ヶ湯でひと風呂浴びて、山道をくだる際には、シフトセレクターを「B」に入れておく。このレンジだと積極的に回生を行い充電してくれるのだ。雪深いエリアでは、「コンスタントAWD」モードに入れておけば力強くトラクションがかかる。雪と氷に覆われた十和田湖を経由して、東へ八戸市へと向かった。

その道中は市街地でEV走行することを念頭に、チャージモードに設定する。これはエンジンの出力で走行すると同時に充電も行うモードで、約80%までバッテリーを回復させることができる。ストップ&ゴーの多い市街地に入るとゴールの八戸駅まではEVモードで走りきった。

大雪での立ち往生などが相次ぐなか、積雪地域で電気自動車を使うことに不安を抱いている人は多いだろう。そうした中でこのボルボのT8 AWDというパワートレインは、内燃エンジンと電動モーターのいいところをうまくミックスした、現時点での最適解のひとつといえるかもしれない。

V90 RECHARGE PLUG-IN HYBRID T8 AWD INSCRIPTION
長時間、長距離で試乗出来たため様々な雪質で4WD性能がテストできた。十和田湖から八戸市街地などどこでも不安なく運転が可能で、改めて北欧ブランドの強みが感じられた。

よくよく考えれば、ボルボの故郷は日本よりも北極に近いスウェーデン。雪道を得意とするのは、至極当然のことなのだ。

文/藤野太一 写真/河野敦樹 編集/iconic

<p>前後に備わるモーターと組み合わされるエンジンはスーパーチャージャー付の直列4気筒ターボで排気量は1968cc。</p>

前後に備わるモーターと組み合わされるエンジンはスーパーチャージャー付の直列4気筒ターボで排気量は1968cc。

<p>VOLVO V90 RECHARGE PLUG-IN HYBRID T8 AWD INSCRIPTION</p>

VOLVO V90 RECHARGE PLUG-IN HYBRID T8 AWD INSCRIPTION

<p>VOLVO V90 RECHARGE PLUG-IN HYBRID T8 AWD INSCRIPTION</p>

VOLVO V90 RECHARGE PLUG-IN HYBRID T8 AWD INSCRIPTION

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