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ドライブモードの切り替えも楽しい!

90%以上の充電ができたところで、京都の市街地へドライブスタート。

京都の街並みとポルシェ「タイカン ターボ」
京都の街並みに低重心の車体が似合う。

ドライブモードは「ノーマル」「スポーツ」「スポーツ+」「レンジ」の4つがあるが、ここではひとまずノーマルモードに。信号が変わりアクセルを踏んだときにも滑るような走り心地。地面を感じながら安定した走行ができた。

ポルシェ「タイカン ターボ」のハンドル
運転しながら、ハンドルのボタンでドライブモードをワンタッチで切り替えることが出来る。
ポルシェ「タイカン ターボ」のタッチパネル
タッチパネルのフルデジタル画面も操作がしやすい。

そして次第に山道へ。坂道をどんどん上っていきながら比叡山ドライブウェイに入っていく。このあたりで思い切って「スポーツ」モードに切り替えてみる。走行モードの切り替えが、ハンドルのボタンで簡単に行えるのも◎。加速するときの、タイヤから地面を感じる強さが力強くなって、これがまた心地良し。

比叡山ドライブウェイ
比叡山ドライブウェイ。つづら折りに絶景が続く。

比叡山ドライブウェイは、日光のいろは坂のごとく急カーブがつづら折りになっているが、ある程度スピードを出してコーナーを曲がっても全然ブレを感じることなく気持ちよく走ることが出来た。慣れてきてからは、さらに「スポーツ+」モードに! 本来このスポーツプラスモードは、レースサーキットなどでのフルパフォーマンスを引き出すためのモードだが、エンジンの余力はバッテリーの充電に使われ、最高速度域までブースト機能が利用できるそうだ。

ポルシェ「タイカン ターボ」が比叡山ドライブウェイを快走
スポーツモードで比叡山ドライブウェイを快走! 911を彷彿させる後ろ姿も抜群にかっこいい!
琵琶湖を一望できる撮影スポットにて平澤編集長とポルシェ「タイカン ターボ」
背後に琵琶湖を一望できる撮影スポットにて。911のデザインDANを受け継ぐタイカンは、ボンネットの下にエンジンがないため、高低差のメリハリがあるのが特徴。横からみたポルシェにしかない、美しいシルエットが際立つ。

実は私、ポルシェを運転したのはこの試乗会が初めて。普段は国産のSUV車を運転しているため、車高の低いクルマを運転することに少し不安を感じていた。しかし、いざ走り出してみればその心配は皆無で、スピードを出していないときも出しているときも、一本道のときもカーブのときも、本当に滑らかに、でも力強く地面を感じながらスポーツカーの気持ちよさを体験できた。そうこうしているうちに比叡山ドライブウェイの坂道は一瞬にして下りにさしかかり、だんだん景色が平地になってあっという間に終わってしまった。

一般的に電気自動車というと、非常に静かで“走っている感じがモノ足りない“という声もよく聞く。私もそういうイメージを持っていた。しかしこのタイカンは、滑らかでありながら 「走っている!」という感じがビシビシ伝わってきたのが印象的だった。

「まだもっと走りたい」という気持ちにさせてくれる”走る楽しさ”をフルに味わうことが出来、また外から見てもポルシェにしかない911的な美しさもあり、かつ環境に優しい電気自動車とは嬉しい限りだ。

ちなみに料金プランは、自宅に充電器を設置せずに街中のポルシェ専用充電器で満充電できる「月額会員プラン」と、自宅に充電器を設置し、外出時に時折ポルシェ専用充電器で継ぎ足し充電をできる「都度会員プラン」(この場合月額料金は0円)が選べる。ガソリン車と比べても、月額会員として乗るならば約2/3くらいの燃費コストというから、将来的に電気自動車に乗り換えようというときには、夢の1台として心に留めておきたいと思う。

「Porsche Tayan Turbo」
2023万1000円~(税抜価格)

⽂/平澤香苗
※表⽰価格は税抜き

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