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【新業態3】アイドリングタイムに裏メニュー洋食が誕生/モノリス

ランチとディナー間の隙間時間に、
フレンチのテクニックを生かした裏メニューの洋食を

鹿児島黒牛フィレ肉のカツサンド、モノリス特製ビーフカレーライス

営業終了が前倒しになるなら、合間の時間を使えばいい、と考えたのが、青山通りから少し入ったエリアにあるフランス料理店、「モノリス」。フランスのミシュラン三つ星「ジョルジュ・ブラン」などで4年間修業した後、「モナリザ丸の内」の料理長を務めた石井剛氏がオーナーシェフを務めるレストランだ。

シグネチャーは抜群の火入れのパテ・アンクルート、クラッシックな手法に則り、丁寧な工程を経た料理の数々は根強いファンを持つ。もともと石井氏がフランス料理の道に入ったのは、子供の頃からグラタンやオムライスといった洋食が大好きだったから。洋食愛が高じて、毎年店内で1日だけ業態変更して行っていた洋食のポップアップ「キッチンゴー」や、ボジョレーヌーボーの解禁日に合わせたカジュアルなコンセプトの「収穫祭」を開催してきたが、その中でも特に人気のメニューを、14時30分〜16時の隙間の時間帯を使ってアラカルトメニューとして提供する。

一見カジュアルなメニューに見えるが、そこはガストロノミーレストランが作るワンランク上のもの。カツサンドには、通常はロッシーニに使う鹿児島黒牛のフィレ肉をぜいたくに使っており、オムライスに使うデミグラスソースももちろん、一から手作り。カツサンドと同じ鹿児島黒牛のスジ肉やスネ肉を無駄なく利用、フランス産赤ワインを使ってコクとキレを生み出した自家製フォンドボーが味の決め手。

肉のうま味を引き立てるオリジナルブレンドのスパイスを使った特製ビーフカレーライスにも、このフォンドボーがたっぷり使われる。カレーの肉は鹿児島黒牛のカブリの部分で、脂っこすぎず、しっかりとしたうま味が詰まっている。

尾長鴨のサルミソースとグラスワイン

「自分が修業したのは、なんでも手作りするフランスの田舎町。こんな時期だからこそ、手間をかけて丁寧に作ったおいしい料理を気取らずに楽しんで、心の中から温まってほしい」と石井氏。アラカルトメニューには、冬の時期だからこそ楽しめる自慢のジビエ料理もオンリスト。グラスワインを片手に一皿から「サクッと飲み」ができるのもうれしい。

店内インテリア

Monolith
住所:東京都渋谷区渋谷2-6-1ウインド渋谷1F
TEL: 03-6427-3580
定休日:月曜
http://le-monolith.com/

取材・⽂/仲山今日子
※表⽰価格は税抜き

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