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意外とわかっていないことが多い

SUBARUレヴォーグ
2014年に国内向けステーションワゴンとして登場したレヴォーグ。2世代目となる新型は新開発の1.8リッター水平対向ターボエンジンを搭載する。STI Sportにはスバル初となる電子制御ダンパーも装着された。

さて、今回の新型レヴォーグ。(初代レヴォーグの責任者から聞いた話の記憶だが) 最近のスバル車、特にADAS関係はまず最初にレヴォーグに搭載するのが、商品企画の上でも決まり事になっているようである。

話題の「アイサイトX」の前に実はベースとなる「アイサイト」も大きく進化している。これまでの「Ver.」ではなく「新」と表記されることで何となく忘れられている気もしないではないが、この「新アイサイト」の機能があってこその「アイサイトX」なのである。

視野角を従来の2倍に高めたステレオカメラや前後側方を検知するレーダー、また、きめ細かな制御と制動力を実現する電動ブレーキブースターはすべて「新アイサイト」に搭載されている。つまり、安全に関する基本性能自体が大きくアップデートされたことになる。

「アイサイトX」は何が違うのか

SUBARUレヴォーグ
ボディサイズは全長4755×全幅1795×全高1500mm。写真は中間グレードのGT-H EX(370万7000円)。

「新アイサイト」だけでも大幅なレベルアップを行っているレヴォーグだが、それでは具体的に「アイサイトX」は何が違うのか? その機能をひと言で表すと「高度運転支援システム」の追加、ということになる。

ただし、単純に「新アイサイト」からのバージョンアップと思うのは大きな間違いだ。

具体的には衛星からの情報と本体に内蔵する「3D高精度地図データ」を活用することで、主に

・カーブ前速度制御
・渋滞時ハンズオフアシスト
・アクティブレーンチェンジアシスト

を実現している。従来までそして「新アイサイト」にも、全車速追従機能付きクルーズコントロールや車線の中央を維持する運転支援機能は搭載されていたが、そこからさらに高い次元の機能を付加したのがこの「アイサイトX」なのである。

ちなみに「アイサイトX」や「新アイサイト」は、「自動運転車両」ではない。ここもよく勘違いされるのだが、あくまでも運転の主体はドライバーにある。それを高度な技術でサポートするのがスバルの考え方なのである。

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