ホワイトゴールドの透明感のある光沢にはグレーを合わせて
平澤 確かに、誠実な感じが出ているね。商談のような場面でも悪目立ちせず好感度高そう。
四方 次の「グリーンダイヤル」は、IWCの「ポルトギーゼ・クロノグラフ」を例にとってみましょう。
平澤 これも色を拾って合わせる?
四方 グリーンのように個性のある色だと、少しわざとらしいかもしれないですね。逆に洋服はモノトーンに徹して、時計を差し色にするというのはどうでしょう?
個性派のグリーンはモノトーンのアクセントに
平澤 なるほど、いいね!
四方 ただ、黒スーツに白シャツのようなフォーマルっぽい服ではなく、カジュアルに見せるのがポイントです。今回は細かいチェックのグレースーツにタートルニットを合わせました。
平澤 服がドレッシーすぎると時計だけ浮いてしまうということだね。では次、「レトロダイヤル」。
四方 これはIWC「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ」のスタイリングを例に解説しましょう。レトロ時計に合わせて、服装にもレトロテイストを取り入れています。具体的にはジャケットの色み。パキッとした白黒ではなく、スモーキーで優しいトーンのものを選びました。ニットもオフ白を合わせています。このフェード感がレトロテイストに繋がるんです。