この機構が凄い!
Point 1
ディスプレイユニットを満たす35.7㎖のオイル
時計内部に液体オイルを充填した機械式モデルの後継機となる本作。独自開発の2チャンバー・システムを採用し、自動巻きムーブメントの部屋、35.7㎖のオイルに浸したROCSユニットの部屋に分離。駆動機構の空間に水気が入らないようにした。
Point 2
マグネティックトランスミッション
2つのチャンバーに分離したムーブメントとROCS同士を接続するため、磁気によるトランスミッションを採用。複数のマイクロサイズ磁石が各チャンバーに装備され、それぞれが引き合うことで、自動巻きシステムとROCSモジュール間の相互伝達が可能となる。
Point 3
オイルの体積変動を相殺する
7つのベローズ・システム
時計の内部に7つの鞴(ふいご)で構成されるベローズ・システムを搭載。温度変化によって体積が変動するオイルに対し、小さなベローズが収縮することでこれを相殺する。このシステムの効果は、文字盤上に設置された温度計の表示を通して確認できる。