この機構が凄い!
Point 1
シンメトリーに透かし彫りされた
6時位置から左右に高く羽根を伸ばしたようなフレームは、ムーブメントの各パーツを支えるブリッジ。それがシンメトリーになるように、ムーブメントが設計されている。12時位置のブリッジはブラックに染め、全体をモノトーン仕立てに。
Point 2
100以上のアングルで面取り
ダイヤルを構成するフレーム状の各ブリッジは、それぞれ多様なカーブを組み合わせて形作られている。そのエッジすべてを手作業で面取り。総アングル数は、100を超えるという。面取り部分は柘植で磨き上げることで、完璧な鏡面を得る。
Point 3
フライングトゥールビヨンを搭載
前出のモデルでも触れたように、オーデマ ピゲは2018年からフライング トゥールビヨンの製作に取り組んできた。これは同機構を備える5つ目のムーブメント。その下にクロノグラフ用のコラムホイールを設置した設計は、興味深い。