クラシックとは真逆の好みだったんですね。驚きです。
レディスデザインを専攻していましたし、仕事としてはレディスにしか興味がなかったんです。ところが、2年目に偶然、学校の図書館で落合正勝先生の「ファッションは政治である-モードに秘められた権力の構造」という本を手にしたことで私の人生が変わりました。ここからスーツに興味を持ったんですね。その後、紳士服の奥深さに触れて、のめりこんでいくことになって。落合先生の著書はもちろん、MEN’S EXでの連載もバックナンバーを探してすべて読みましたよ(笑)。
ご愛読、ありがとうございます! それが転機のきっかけでしたか。そういえば落合先生は、コルウについても度々、記述されていましたよね。
文化服装学院2年目の早い段階でレディスに興味を失いまして。今まで知らなかった世界のことですから、ワクワクしながら読みふけり、自然な流れでスーツに興味を持つように。ブリオーニやキートン、アットリーニなど、イタリアのサルトの違いについて雑誌を見ながら研究していました。そこからはレディスデザイン科にいながら、スーツのデザイン画ばかり描いていたり、穴かがりの練習をしたり。授業に関係のないことばかり勝手にしているような状態です(笑)。
学校は2年で卒業ですか?
いえ、3年です。先生の勧めもあって、3年目の最後にメンズコース専攻を選びました。授業でオーダーの仕立てを学び、スーツを一着作るんです。自分なりに本格的なものが作りたかったので、これは楽しかった! また、いろいろな先輩の話を聞かせてもらったり、お仕事を見学させてもらったり。縫製工場に通って勉強もさせてもらうなど、スーツに関する知識を得ることに夢中でしたね。ゴージや肩のラインが国によって、どのように違うのかなど、多くを学びました。









