それが、針仕事の原点ですね。
ミシンを持っていなかったので、自己流の手縫いです。今思えば、縫い方もめちゃくちゃだったでしょう。でも、当時はそれが楽しかったんですよ。昔から物を作るのが好きでしたから。

古着の次に興味を持ったものはなんでしたか?
次にスタイリストの祐真朋樹さん、野口 強さん、北原哲夫さんを知るんですね。モードのスタイルのものを(古着に)合わせて着るカルチャーが生まれた時代です。この方たちの着こなしに憧れてアバクロンビー&フィッチのカーゴパンツやリーバイス517を合わせていたのも懐かしい思い出です。このころは、メンズノンノ、ブーンなどを読んでいました。そうした流れのなかでデザイナーに興味を持ち始め、文化服装学院に進学することに。
どんなデザイナーがお気に入りでしたか?
当時はグッチに在籍していたトム・フォードや、エディ・スリマン。アントワープのデザイナーの洋服もよく見に行きましたね。私は特にドリス・ヴァン・ノッテンが好きでした。この時代、周囲ではマルタン・マルジェラ、アン・ドゥムルメステールらが人気だったのを覚えています。そして、成人式にはディオールオムのデニムに、ヴェロニク ブランキーノのトロピカールウールの黒いジャケットを着ていきました。






