品質へのこだわりがラグジュアリーの真価を決める
ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ“オールバー・ブラウン”は、SSケースにマリンブルーの文字盤が印象的だ。両ブランドのコラボに相応しく、サイドアジャスターのバックルを搭載し、オールバー・ブラウンのアイテムでも多用されるホワイトとレッドがアクセントカラーに取り入れられている。完成に至るまでには何度も打ち合わせが重ねられ、ブラウン氏自身もスイス・シャフハウゼンにあるIWCの工房、ミュージアムを訪れたそうだ。
「ポルトギーゼは、まさに“完成されたアイコン”です。ミュージアムで改めて、IWCを支えてきた多くの象徴的なモデルを見て、精度へのこだわり、物づくりへの思いを直に感じることが出来ました。ブランドとしての歴史の差はあれども、互いに流れるDNAは共通していると思います。ラグジュアリーは個人個人の解釈によりますが、大切なのは品質。真摯な物づくりへの姿勢こそがラグジュアリーの価値を決めるものだと思っています」。
ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ“オールバー・ブラウン”
時計はシーンに応じて使い分けるのが紳士の流儀
そんなブラウン氏はトップガンを1本、ポルトギーゼを1本、計3本のIWCの時計を所有しているという。10年近く愛用しているものもあり、普段使いで活用しているとのこと。
「私なりの時計と装いの楽しみ方ですが、その一つに“色”をテーマにすることがありますね。例えば、今日はカーキのシャツを着ているので、トップガンを合わせました。色がテーマのときもあれば、シーンがテーマのときもあります。ミリタリーの雰囲気がある時計をブラックタイに合わせるなんてことはしません。正装してディナーに行く場合は、黒ベルトにシルバーのケース、白か黒のダイヤルの時計にします。宝飾品をたくさん身に付けられる女性と違って、男性にとっては時計こそが自身を表現できる唯一の手段だと思います。ですから、これから臨むシーンが会議なのか、食事なのか、運動なのか。服装、場所、季節に応じて時計を1日に数回、付け替えることだってあります」。