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リズムに乗ればジープ独特の心地よさ

2018年にマイナーチェンジを果たしたチェロキーの現行型
2018年にマイナーチェンジを果たしたチェロキーの現行型。フラッグシップのグランドチェロキーと共通するデザインが採用されている。

今となっては、ボディサイズは小さく、右ハンドル化にあたって駆動系がフロアまで出っ張っており、運転席では足の置き場がなく、また、ペダルポジションも素直ではなかった。大排気量エンジンは、たしかに豪快さを愉しめるが、扱いやすいとは言えず、また、オフロードをターゲットとしたハンドリングには曖昧といわんばかりの甘さがあったし、ブレーキ性能もすべてを委ねるのではなく、万が一をドライバーが想定した走りが求められた。

しかし、不整地を走るために仕立てられたストローク感あふれる乗り味は、たとえ未舗装路へと足を踏み入れずとも、ゆったり行こうよ、と誘っているかのようであり、そうしたチェロキーのリズムが見え、そして読み取り、それに倣うようになると、ジープたる独特のスタイルに心地よさを感じることができる。

そして、XJ型を眺めていると、どんどんとボディサイズを広げていくSUV(ジープ)に対して、かつてのジープは大きく見せるのではなく、たとえ大柄になろうとも、道なき道を突き進んで行くためには、ムダを削ぎ落としてシェイプしたスタイルを追求していたはず、じゃなかった?と、問いたくなる。

XJ型チェロキーには、デザインだけではなく、そうした今のジープが見失いつつある、らしさが多く詰まっている。

文/吉田直志 編集/iconic

<p>ワゴニアベースのSJと比べ、全長約500mm、全幅約150mm、全高約100mmコンパクトに。車両重量は約450kgの軽量化を果たした。(写真は本国仕様)</p>

ワゴニアベースのSJと比べ、全長約500mm、全幅約150mm、全高約100mmコンパクトに。車両重量は約450kgの軽量化を果たした。(写真は本国仕様)

<p>4WDはパートタイムのコマンドトラック、フルタイムのセレクトラックを用意。走行中でもレンジ切り替えが可能なシフトオンザフライ対応フルタイム4WDを初めて搭載した。</p>

4WDはパートタイムのコマンドトラック、フルタイムのセレクトラックを用意。走行中でもレンジ切り替えが可能なシフトオンザフライ対応フルタイム4WDを初めて搭載した。

<p>ジープ ワゴニアの2ドアスポーツモデルとして登場したチェロキー(SJ)。</p>

ジープ ワゴニアの2ドアスポーツモデルとして登場したチェロキー(SJ)。

<p>前期モデルにラインナップされていた2ドアバージョン。</p>

前期モデルにラインナップされていた2ドアバージョン。

<p>日本では2014年にデビューした現行モデルのマイナーチェンジ前モデル。一見するとヘッドランプのような上部のLEDクリアランスランプなどが特徴的。</p>

日本では2014年にデビューした現行モデルのマイナーチェンジ前モデル。一見するとヘッドランプのような上部のLEDクリアランスランプなどが特徴的。

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