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悪天候の箱根で試乗

試乗時の箱根は思い切り雨に見舞われたが、駆動の感触や路面とのコンタクトの確かさ、外の荒れっぷりと車内の平穏ぶりとのコントラストが印象に残った。これで最大7人乗れるとなれば、安心感というファミリーカーとしての資質にも文句のつけようがない。

欠点を挙げるとすれば、ガタイが大きいのは確かだ。5mまであと5cmの全長と、2mまであと4cmの車幅、1.8mまであと4cmという車高は、駐車場を選ぶことは確かだ。だがよく出来たクルマの常で、走り出すと向こうから手の内に収まってくるような、ドライバビリティのよさ、車両感覚を含め操り易さがある。

ボルボXC90

マイナーチェンジを経たXC90のよさとは、いわば赤身の高級牛肉のようなものだ。絶対値的なスペックとか光りモノ加飾といった、分かりやすい部分で脂っこいサシこそ入ってはいない。ところが噛んでみなければ分からない、濃密な旨味がたっぷり詰まっている。アドレナリンではなく、ドーパミンで満足感を与えるタイプなのだ。

実際、「所有すること自体が人生の目的たりうる車ではない」と、先に書いたが、ボルボは昔のモデルを整備レストアする「クラシック・サービス」を日本でも展開するほど、息の長いクルマ造りをしているブランドでもある。つまりきっかけと過ごし方次第では離れられなくなる、そんな禁断の一台となりうる北欧の誘惑、それがボルボなのだ。

文/南陽一浩 写真/柳田由人 編集/iconic

<p>ボディサイズは全長4950×全幅1960×全高1775mm、車両重量は2090kgとなる。価格は959万円。</p>

ボディサイズは全長4950×全幅1960×全高1775mm、車両重量は2090kgとなる。価格は959万円。

<p>2019年のマイナーチェンジで安全・運転支援技術もさらに充実した。シティセーフティにステアリングサポート(衝突回避支援機能)を採用、バック時の安全を確保する衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付きCTAが追加されている。</p>

2019年のマイナーチェンジで安全・運転支援技術もさらに充実した。シティセーフティにステアリングサポート(衝突回避支援機能)を採用、バック時の安全を確保する衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付きCTAが追加されている。

<p>最高出力235ps/最大トルク480Nmを発生する2リッター直4ディーゼルターボを搭載。8速ATを組み合せ、燃費はWLTCモードで13.6km/lとなる。</p>

最高出力235ps/最大トルク480Nmを発生する2リッター直4ディーゼルターボを搭載。8速ATを組み合せ、燃費はWLTCモードで13.6km/lとなる。

<p>インテリアにもR-デザイン専用ステアリングやスポーツシート、アルミ・スポーツペダルなどが備わる。インテリアトリムにはカーボン・ファイバー・パネルを採用した。</p>

インテリアにもR-デザイン専用ステアリングやスポーツシート、アルミ・スポーツペダルなどが備わる。インテリアトリムにはカーボン・ファイバー・パネルを採用した。

<p>ファインナッパレザーとパフォレーテッドレザーのコンビシートには、ブロンド(写真)とチャコールをオプションで設定。</p>

ファインナッパレザーとパフォレーテッドレザーのコンビシートには、ブロンド(写真)とチャコールをオプションで設定。

<p>2列目シートは40:20:40の分割可倒式とされ、独立リクライニング機能とスライド機能を備えた。</p>

2列目シートは40:20:40の分割可倒式とされ、独立リクライニング機能とスライド機能を備えた。

<p>ラゲージ容量は3列目シートシートを倒した状態で693リッター、2列目も倒せば1868リッターにまで広がる。</p>

ラゲージ容量は3列目シートシートを倒した状態で693リッター、2列目も倒せば1868リッターにまで広がる。

<p>3列目は2座の独立可倒式となる。シートバック上部のレバーを用いて、ラゲージルームから前方に倒せる。</p>

3列目は2座の独立可倒式となる。シートバック上部のレバーを用いて、ラゲージルームから前方に倒せる。

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