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京都吉兆

「食の基本と最高の料理は家庭にある」とは、吉兆の創業者で、茶人としても知られた湯木貞一氏の言葉。伝説の名料理人とも呼ばれる湯木氏は、家庭での日本料理の伝承の大切さを訴えた人でもあった。その思いを受け継ぎ、こんな今だからこそ、食卓を華やかに彩り、家族で囲む和やかな食の手助けをしたいと、孫である京都吉兆総料理長、徳岡邦夫氏が打ち出したのは、簡単に調理できる料理セットの全国配送。

「ステイホーム週間で、ご家族でのお食事をとられる時間が増えたご家庭が多いことと思います。皆さまの絆が深まり、会話が生まれるお料理を提供したい。離れて住むご家族やお仲間と、今注目の『オンライン飲み会』ならぬ『オンラインディナー』をされても良いでしょうし、楽しく、盛り上がる時間をお届けできたらと思っています」（徳岡氏）

第2弾として現在発売中なのは、祇園に位置するHANA吉兆が仕立てる「無病息災を願う 近江牛だししゃぶセット」。最上級の近江牛のサーロインに、特製の手延べ半生うどん、玉葱、椎茸、うるい、そして「無病息災」のお守りの意味もある粽。京都では端午の節句と祇園祭の際に作られる、京の風情を伝える品だ。この粽には京都の湯葉を巻いてあり、相手先の無病息災を願う贈り物にもぴったりだ。電話予約は、本日4月28日までで、配達はゴールデンウィークの5月1日〜5日、端午の節句を迎える5月に合わせての配達となる。この後にも、後日注文受付の「母の日の贈りもの」も予定。