「美しく長く履ける靴作りの真髄が『180』には詰まっていました」──なるは リー・センファさん
シグニチャーローファー「180」
シグニチャーローファー「180」5つの真髄
リーさんも自身で製作
研修期間中にリーさんが手掛けた靴がこちらだ。左は以前リーさんが個人でインターンシップに参加したイタリアのタナリーからとりよせた、タンニンなめしのアッパーを用いている。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年1・2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
研修期間中にリーさんが手掛けた靴がこちらだ。左は以前リーさんが個人でインターンシップに参加したイタリアのタナリーからとりよせた、タンニンなめしのアッパーを用いている。
【真髄1】
アッパーレザーの品質を職人が細かくチェック
「アッパーレザーに傷があると、木型に吊り込む際にレザーが裂ける原因となります。見逃してしまいがちな小さな傷も、職人が細かく目でチェックします」
【真髄2】
高い技術による端正なステッチ
「ステッチの端正さは美しい靴の佇まいに繋がり非常に重要です。特に甲のモカ縫いは難しく、専用の機械で早く美しく仕上げるには熟練の技術が必要です」
【真髄3】
内部構造も履きやすく工夫
「トウとヒールを保形する芯地のレザーも少し薄く加工することで、トウとヒールが硬くなるのを防ぎ、履きやすさを向上させています。こうした内部素材にまでひと手間を加えるこだわりは流石。中央部分は靴の返りを妨げないよう、逆に芯地を省きます」
【真髄4】
踵をホールドするラスト
「長年愛される伝統のラストの形は美しく、特にヒールカップはほんの少し広めかと感じますが、それでも踵が抜けずフィットする点にもこのラストの完成度の高さがわかります」
【真髄5】
自社タナリーで伝統のアウトソールを製作
「歴史あるタナリーを自社で所有し、ベジタブルタンニングを用いたなめしや(右上写真)、ならの木の樹皮の木屑をまぶして穴で寝かせる手法(右下写真)など、時間がかかっても伝統的な製法を採用し続けることで耐久性の高いアウトソールを製作します」

2026
VOL.349



