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「T100」を奥嶋プロが普段どおりのヘッドスピードで試打
「T200」を奥嶋プロが普段どおりのヘッドスピードで試打
「T300」を奥嶋プロが普段どおりのヘッドスピードで試打

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ どれもナイスショットですが、計測結果は興味深いものになりました。飛距離では「T200」がいちばん飛んでいて、「T100」との飛距離差はキャリーで約10ヤード。「T300」は「T200」よりもロフトが1度立っているにも関わらず、スピン量が多いために「T200」よりも飛ばせていませんでした。まず、「T100」の印象は?

「T100」アイアン

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 「T100」は小ぶりのヘッドサイズからも分かるように、アスリート向けですね。球筋を操作しやすいですが、かといってマッスルバックほどの難しさは感じません。ヘッドの性能や見た目は、従来モデルの「718 AP2」とよく似ていますね。

左のアイアンが「T100」、右がツルハラの私物「718 AP2」

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 新しい「T100」は、長年「AP2」を使っていたジョーダン・スピースの要望を取り入れて、性能や形状をブラッシュアップさせたモデルになっています。実は、従来の「AP2」よりも初速性能がアップしていて、ほんの少し飛ぶようにもなっているんですよ。あと、タイトリストのアイアンは新シリーズになってから、ショートアイアンになるにしたがってヘッドが小さくなるフロー設計が取り入れられているのが特徴です。「T200」はどうですか?

「T200」アイアン

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 「T200」は、ヘッド形状がスマートで打感もけっこういいのに、めちゃ飛びます! ロフトが立っているにも関わらず、「T100」と同じぐらいの打ち出しの高さが出せるし、ボールスピードが速い。芯を外しても飛距離が落ちづらく、ミスにも寛容です。これは良いアイアンですねぇ!

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ ヘッドが中空構造になっていて、マックス・インパクトという新しいテクノロジーが内蔵されているんです。その効果は絶大ですよね。僕も以前に3モデルを試打していますが、「T100」と「T200」は、ヘッドの見た目以上に飛距離差と性能差を感じました。「T300」はどうでしょう?

「T300」アイアン

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 「T300」は、打ち出しの高さがちゃんと出て、なおかつスピンがよく入ります。球がよく上がるのが特徴ですね。僕のヘッドスピードで打つと、スピン量が多すぎるみたい。でも、球が上がりづらい人や、アマチュアのヘッドスピードであれば、ちょうどいいと思います。飛ばしながらも、グリーンにボールを止めやすいアイアンです。

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 僕が打つと、「T200」よりも「T300」のほうが5ヤードぐらい飛ぶんですよ。それに、もっとも球が曲がらずに直線的に飛んでくれるのが「T300」でした。安定性と簡単さを優先したい人には「T300」をオススメしたいです。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 「T」シリーズの3モデルは、それぞれに性能差があって、うまく作り分けられていると感じました。どんなタイプのプレーヤーでも、この3モデルから自分に最適なアイアンが選べると思います。

試打した製品の情報はコチラ タイトリスト

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奥嶋誠昭さん 奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市都筑区にあるヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、弾道計測器フライトスコープ、3DモーションキャプチャーGEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。
http://www.nobby-tech.co.jp/swinggear/

鶴原弘高さん 鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制サイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
https://3up.club



文/鶴原弘高

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