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予想以上にキレイに復活。心配も杞憂に終わった

革靴の水洗い

お、これはいいじゃないか! と思わず膝を打ってしまった。薄汚れていたアッパーに透明感が戻り、しっとりとした質感も復活している。しかも、一度水気を含ませたことにより、履きジワによる型崩れがかなり改善していた。汚れを落とすのが目的だったが、これは思わぬ発見だった。また、靴クリームを塗ってみたところ、かなり“ノリ”が良くなっていたことも特筆したい点。余計な汚れが落ちた効果だろう。

 
革靴の水洗い

ひどい水ジミもかなり改善している。心配していた水洗いのトラブルは皆無で、初見の素人でも問題なく行えることがわかった。ただし、このキットでは“靴の内側”の汚れは落とせないことに注意。あくまでアッパーの外側を水洗いするものなので、ライニングや中敷きについたニオイや汗汚れは落とすことができない。靴全体を水洗いするには、やはりショップにお任せするのが吉といえるだろう。

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撮影/伏見早織 構成・文/小曽根広光

<p><strong>今回、洗ってみたのはこちらの靴</strong><br />
筆者私物のジェイエムウエストン「180」。10年近く前に購入してかなりヘビーユースしていたため、かなりヤレてきている。</p>

今回、洗ってみたのはこちらの靴
筆者私物のジェイエムウエストン「180」。10年近く前に購入してかなりヘビーユースしていたため、かなりヤレてきている。

<p>夏にほぼ毎日履いていたため、ゲリラ豪雨に降られたこと幾たび。トウ周りには全体的に水ジミができ、色ムラになってしまっている。</p>

夏にほぼ毎日履いていたため、ゲリラ豪雨に降られたこと幾たび。トウ周りには全体的に水ジミができ、色ムラになってしまっている。

<p><strong>試してみたのは「M.モゥブレイ クリーニングセット」</strong><br />いくつかのメーカーから水洗いキットが発売されているが、こちらはサドルソープ、スポンジ、ブラシ、下準備用のステインリムーバー、仕上げの防カビスプレーがセットになったもの。Amazonで3300円で購入。</p>

試してみたのは「M.モゥブレイ クリーニングセット」
いくつかのメーカーから水洗いキットが発売されているが、こちらはサドルソープ、スポンジ、ブラシ、下準備用のステインリムーバー、仕上げの防カビスプレーがセットになったもの。Amazonで3300円で購入。

<p><strong>本格靴の水洗いをいざ、実践!</strong><br />まずはブラシを全体にかけ、ホコリや泥汚れを落としていく。このあたりは靴磨きの手順と同様。</p>

本格靴の水洗いをいざ、実践!
まずはブラシを全体にかけ、ホコリや泥汚れを落としていく。このあたりは靴磨きの手順と同様。

<p>ここでうっかりミス発生。本来はステインリムーバーで余計なクリームを落とすのだが、それを飛ばして水をつけてしまった。ちょっと不安になりながらも、後戻りはできないので続行。スポンジに水をつけ、靴に満遍なく水を浸透させていく。このとき、できるだけムラがないよう均等に濡らしていくことが重要だそう。それから、靴の内部まで水が染み込まないよう、アッパーだけを濡らすように注意。</p>

ここでうっかりミス発生。本来はステインリムーバーで余計なクリームを落とすのだが、それを飛ばして水をつけてしまった。ちょっと不安になりながらも、後戻りはできないので続行。スポンジに水をつけ、靴に満遍なく水を浸透させていく。このとき、できるだけムラがないよう均等に濡らしていくことが重要だそう。それから、靴の内部まで水が染み込まないよう、アッパーだけを濡らすように注意。

<p>次にサドルソープをスポンジにつけ、よく泡立てる。普通の石鹸のような感触だ。</p>

次にサドルソープをスポンジにつけ、よく泡立てる。普通の石鹸のような感触だ。

<p>アッパーの表面に泡を置くようなイメージで、軽く泡を塗っていく。</p>

アッパーの表面に泡を置くようなイメージで、軽く泡を塗っていく。

<p>あまりゴシゴシとこする必要なないそうだ。結構泡だらけになってしまったが、大丈夫だろうか……</p>

あまりゴシゴシとこする必要なないそうだ。結構泡だらけになってしまったが、大丈夫だろうか……

<p>ブラシで小さな円を描くようにして、靴を洗っていく。このときもあまりゴシゴシする必要はないそう。だんだんと泡が収まってきたら次のステップへ。</p>

ブラシで小さな円を描くようにして、靴を洗っていく。このときもあまりゴシゴシする必要はないそう。だんだんと泡が収まってきたら次のステップへ。

<p>残った泡をスポンジで拭いとる。このサドルソープは保革成分が含まれているので、水で洗い落とす必要はないとのこと。個人的にはこれが手軽で便利に感じた。</p>

残った泡をスポンジで拭いとる。このサドルソープは保革成分が含まれているので、水で洗い落とす必要はないとのこと。個人的にはこれが手軽で便利に感じた。

<p>カビを防止するスプレーを全体にかけておくと安心。型崩れ防止のためにシューツリーを入れて、しっかり乾燥させれば終了だ。</p>

カビを防止するスプレーを全体にかけておくと安心。型崩れ防止のためにシューツリーを入れて、しっかり乾燥させれば終了だ。

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