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ジャガーのI-PACEのラゲージルーム
ラゲージルームの容量は656?。リアシートを倒すと1454?にまで拡大される。また、床下には充電ケーブルを収納するためのスペースが設けられている。

足まわりはベーシックな20インチ+コイルサスペンション仕様と、22インチ+エアサスペンション仕様を乗り比べてみたのだが、実はこういうケースはとても稀だが、両方とも良かった。特に試乗前は、22インチは少し大きすぎるのでは?と思ったものだが、エアサスとの相性がよく、乗り心地も静粛性もうまくバランスさせている。オプションなのでそれなりに高価だがスタイルはいい。予算が許すなら選ぶといいだろう。

またエアサス仕様であれば、乗降時、通常時、オフロードの3段階で車高調整が可能。乗降時には40mm低く、オフロード時には最大50mm高くなる。

ジャガーのI-PACEの小物が入れられる簡単な収納スペース
エンジンルームがないのもI-PACEの特徴。その代わりに小物が入れられる簡単な収納スペースが用意されている。

日常使いで気になるのは、やはり充電のことだろう。AC普通充電と、CHAdeMO規格の50kW急速充電に対応しており、前者では約12.6時間で満充電、後者では80%までにおよそ85分を要する。実は日本国内ではこの数年、急速充電器の設置数が伸び悩んでいるという(2018年9月現在で国内7379箇所)。基本は家庭で充電し、一充電航続距離の範囲で使うのがもっとも便利だ。旅行など長距離ドライブに出かける際は、それなりに綿密な充電計画を立てる必要があるだろう。

あるEVに乗っている知人は、よく長距離ドライブにも出かけるそうで、その際に充電計画を立てることもまた楽しいと話していた。そんなポジティブシンキングができる人にならば、ジャガーのスポーツ性とユーティリティ性をまとめて味わえる、おすすめの1台といえる。



文/藤野太一 撮影/柳田由人 編集/iconic

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