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渡辺さんの思い出写真館 PART1(写真3枚)

西洋文化との出会いは幼少期

家業が生地の輸入であり、ドイツ、スイス、英国、フランスなどの企業と取引をしていたことから、物心ついたときには外国人が自宅を訪問するのが日常の一部だった。幼くして西洋の文化に触れていた渡辺さんが、はじめてファッションを意識したきっかけは当時大人気だったブランド「VAN」である。

「中学校の2年生か3年生くらいだったでしょうか。その頃、本八幡(千葉県市川市)の京成デパートでVANが取り扱われていたんです。ブレザーやセーターを買ったのを覚えています。同時期に雑誌『メンズクラブ』を購読するようになり、数年のちには、くろすとしゆきさん(※)の本を読むようになっていました」。
※くろすとしゆきさんは、VANの商品開発を手掛けた一人で、現在は服飾評論家として活躍中。

高校でサッカー部に所属していた渡辺さんは土日、校外での試合に向かうときに、他の生徒が、みんな学校の黒い制服を着ているなか、ただひとりアイビールックだったそうだ。

「私だけがブレザーにセーター、ボタンダウンシャツだったので、周囲から変な目で見られていました(笑)」。

25年以上愛用するのはジョセフ チーニーのカントリーシューズ「ケンゴン Ⅱ R」
【渡辺さんの私物を拝見】25年以上愛用するのはジョセフ チーニーのカントリーシューズ「ケンゴン Ⅱ R」。タンの両脇が外羽根に縫い付けられているだけではなく、ミリタリー由来のヴェルトショーン製法のため、水が浸入しにくい構造になっている。ケンゴン Ⅱ Rは、現在も購入可能。7万6680円(税込み)。
ダブルコマンドソール搭載のケンゴン Ⅱ R
ケンゴン Ⅱ Rはダブルコマンドソール搭載の無骨なつくりが魅力だ。
2016年、オール・スコットランドのラグビーチームキャプテンを務めるグレッグ・レイドローさんが来日したときに英国大使館でツーショット撮影。

2016年、オール・スコットランドのラグビーチームキャプテンを務めるグレッグ・レイドローさんが来日したときに英国大使館でツーショット撮影。

2018年6月、イタリア・フィレンツェで開催されたピッティウォモにて。右はジョセフ チーニーのジョイントマネージングディレクター、ウィリアム・ジェー・チャーチさん。

2018年6月、イタリア・フィレンツェで開催されたピッティウォモにて。右はジョセフ チーニーのジョイントマネージングディレクター、ウィリアム・ジェー・チャーチさん。

2016年9月、ミカム(ミラノで開催される国際靴見本市)のブースで、ジョセフ チーニーの 130周年を祝ったときの一枚。

2016年9月、ミカム(ミラノで開催される国際靴見本市)のブースで、ジョセフ チーニーの 130周年を祝ったときの一枚。

2016年頃、英国・コッツウォルズのマナーハウスでの一枚。当時、取り扱っていたブランドに関わっていたニック・アシュレイさん、マイク・ストールさんとともにタキシードを着て撮影されたものだ。

2016年頃、英国・コッツウォルズのマナーハウスでの一枚。当時、取り扱っていたブランドに関わっていたニック・アシュレイさん、マイク・ストールさんとともにタキシードを着て撮影されたものだ。

ロンドンからスコットランドへ向かう列車にて。「イギリスは列車の旅の時間も仕事ができるのでなかなか快適です。飛行機が混んでいる時や、航空券が高額な場合は列車を利用します」と渡辺さん。

ロンドンからスコットランドへ向かう列車にて。「イギリスは列車の旅の時間も仕事ができるのでなかなか快適です。飛行機が混んでいる時や、航空券が高額な場合は列車を利用します」と渡辺さん。

2017年、渡辺さんの著書『一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?』が出版された。同年5月には出版を記念して、服飾ジャーナリストの飯野高広さんとのトークイベントを開催。

2017年、渡辺さんの著書『一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?』が出版された。同年5月には出版を記念して、服飾ジャーナリストの飯野高広さんとのトークイベントを開催。

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