どこからでも仕事のメールを送受信できる今だからこそ、気をつけたいのが送る時間帯。夕刻以降にメールを送る際は、電話同様に気遣いをしっかりしなければならない。「夜分遅くに失礼いたします。」このフレーズを使うことは、当たり前のようでいて意外と抜けていることが多い。夜は何人たりとも個人の時間に他ならない。そこへ土足で踏み込むようなメールは失礼にあたる。たとえ開封が翌日だとしても、送信者の心遣いが伝わるのだ。

手紙文化研究家
中川 越さん
手紙文化研究家。1954年生。雑誌・書籍編集者を経て、執筆活動に入る。これまでに手紙に関する書籍を数十冊執筆・監修し、手紙の価値や楽しさを紹介。3月に新刊「すごい言い訳!」が新潮社より出版された。
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[MEN’S EX 2019年4月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)