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一流の男が「シャルベ」の白に行きつく理由

一流の男が「シャルベ」の白に行きつく理由

「シャルベは究極のスタンダードシャツ」と赤峰さんも称賛するシャルベは、1838年、パリで創業した老舗シャツブランド。シャルル・ド・ゴールにジョン・F・ケネディ、ジャン・コクトーといった、蒼々たる顔ぶれが愛用したことで知られる。ことスーツに関しては英国や伊ブランドのそれを最高峰に挙げる洒落者が多いが、シャツだと仏・シャルベの名が挙がる。中でも白のものは、ドレスシャツの究極ともいうべき存在として語られるのだ。

写真は最もベーシックなレギュラーカラー、「829」の一枚。裾のスクエアカットが象徴的だが、着れば当然隠れるわけで、デザインはいたってコンサバティブだ。襟がやや小ぶりで、一般的なレギュラーよりも開きが広いのが”らしさ”といえるが、これらの特徴はむしろ、主張を抑える方向に働く。だからこそカッティングや生地の美しさが際立ち、品のよさが滲む。気品は、白シャツの本質そのものだ。古今東西、一流の男がシャルベに行きつく由縁もここにある。

精緻なミシンステッチ

精緻なミシンステッチ

2mm厚の白蝶貝ボタン

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