一流の男が着るべき白シャツは、何故「シャルベ」なのか?

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フィッティング、清潔感…etc.基本の徹底が、究極の美しさを生む

高番手の上質なブロードを用いた一枚
シャツ6万1000円、スーツ69万円/以上ブリオーニ(ブリオーニ ジャパン) 時計285万円/ヴァシュロン・コンスタンタン(ヴァシュロン・コンスタンタン) ベルト〈スタイリスト私物〉

高番手の上質なブロードを用いた一枚。キワ近くのステッチが、ドレッシーな表情を後押し。

《解説》インコントロ 代表 赤峰幸生さん

長きに亘って日本のクラシックを牽引。自身のブランド「アカミネロイヤルライン」の運営やアパレル企業の監修を手掛ける。
公式ウェブサイト:www.incontro.jp

「数えてみたら、白シャツだけで160枚くらい持っていたよ」と笑うのはファッション界の重鎮、赤峰幸生さん。洒落者たちは、なぜこうも基本中の基本である白シャツを好むのか。何に惹かれるのかを尋ねると、次の答えが返ってきた。

「最も美しく、一番着るのが難しいのが白シャツ。まっさらで誰もが日常的に着るものだから、難しい。白米と同じです。適当に炊けばまずくなるし、手を掛けるほどおいしくなる。アイテム同士の相性から清潔感への意識まで、全部が表に出るので、何ひとつおろそかにできません。着る人の”所作”そのものが現れるのが、白シャツの良さであり、怖さですね」。

微差が大差となって現れるからこそ、白シャツのフィッティングは何よりモノをいう。アームホールのダブ付きや、袖の長短が、美観を台無しにしかねないのだ。購入にあたっては何着も試着し、吟味すべきだと赤峰さんは力を込める。

「それから、試着の際は面倒がらずにタイを締め、Vゾーンのバランスや襟がしなやかにロールするかも見極めたい。ある程度の枚数を買って、ローテーションで着るのも、長く、美しく着る秘訣です」。

精緻なミシンステッチ

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2mm厚の白蝶貝ボタン

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