「今シーズンはダッフルコートで英国&ミリタリーテイストをプラス」【BEAMS中村達也の買い足しノート・前編】

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中村達也の買い足しノート

今月の買い足し

ダッフルコートで英国&ミリタリーテイストを加味

1980年代に人気を博したダッフルコートが今年リバイバル。懐かしい雰囲気のアイテムだけに、どう着こなせば”今”に見えるかが気になるところ。
さて中村さんの提案は?



\ 中村さんの選択はコレ /


GRENFELL / グレンフェル

中村さんの選択はコレ
13万2000円(ビームス 六本木ヒルズ)

素材や細部をアレンジしたビームス別注ダッフル

定番モデル「ベイカー」をビームス流にアレンジした別注ダッフルコート。内側がグリーンのダブルフェイス生地を採用し、シルエットのバランスやスロートタブの形状などを変更しているのがポイントだ。ゆとりのある身頃と、膝まである着丈がクラシックな佇まいだが、生地は大変軽やかで、着心地の重苦しさはナシ。

去年までの定番スタイル

去年までの定番スタイル

冬はもっぱら紺のステンカラーやチェスターコートという方も多いはず。同じ紺でも、より新鮮に見せるなら…


ボリューム感が魅力のダッフルで冬を新鮮に


MEN'S EX M.E. ダッフルコートというと、何だか懐かしい印象ですよね。


中村さん 中村 そうですね。’80年代にフレンチトラッドというスタイルが流行しましたが、その時以来のブームです。実は数年前から欧州の服飾業界人たちの間で密かな人気の高まりを見せていたのですが、今年はそれが本格化し、各コートブランドが一斉に提案しています。


MEN'S EX M.E. クラシック回帰・英国回帰の流れも背景にあるのですか?


中村さん 中村 はい。それとシルエットの変化もありますね。スリム一辺倒だった数年前から、今はゆとりをもたせたシルエットが主流になりつつありますが、そこでボリュームのあるダッフルコートが再注目されているというわけです。とはいえ、昔のままのシルエットというわけではなく、袖をスリムにするなど今のバランスにアップデートされているのがポイントですね。


MEN'S EX M.E. 懐古的に見えない着方は?


中村さん 中村 あまりガチッと英国的に固めず、テイストを程よくミックスすることでしょうか。以下の具体例も参考にしてみてください。


<span style=font-size:1.1em;><strong>【着まわし1】 紺ブレを合わせてフレンチトラッド風に</strong></span><br />「ダッフルにブレザーという組み合わせは、1980年代に流行ったフレンチトラッドの定番。シングルモンク靴もフレンチを意識したセレクトです。ただ、'80年代ではダッフルがもっとオーバーサイズだったり、パンツの裾幅も太かったりとシルエットのバランスが今とは異なっています。こういった点をアップデートすることで、古臭さを払拭できるのです」。<br /><span style='font-size:0.8em;'>ジャケット13万5000円/デ ペトリロ、シャツ2万5000円/エリコ フォルミコラ、タイ1万4000円/フマガッリ、パンツ2万8000円/ジェルマーノ、靴10万5000円/エンツォ ボナフェ(以上ビームス 六本木ヒルズ)</span>

【着まわし1】 紺ブレを合わせてフレンチトラッド風に
「ダッフルにブレザーという組み合わせは、1980年代に流行ったフレンチトラッドの定番。シングルモンク靴もフレンチを意識したセレクトです。ただ、'80年代ではダッフルがもっとオーバーサイズだったり、パンツの裾幅も太かったりとシルエットのバランスが今とは異なっています。こういった点をアップデートすることで、古臭さを払拭できるのです」。
ジャケット13万5000円/デ ペトリロ、シャツ2万5000円/エリコ フォルミコラ、タイ1万4000円/フマガッリ、パンツ2万8000円/ジェルマーノ、靴10万5000円/エンツォ ボナフェ(以上ビームス 六本木ヒルズ)

<span style=font-size:1.1em;><strong>【着まわし2】 英国テイストにまとめつつ堅苦しさを払拭</strong></span><br />「ウィンドウペーンのジャケットにベージュのコットンパンツと、英国調のジャケパンスタイル。ですが、堅苦しく見えないようにイタリア的なテイストもミックスしています。例えばジャケットの生地はツイード調ながらフンワリとソフトな紡毛素材。またシャツをシャンブレー素材にしたり、タイはウール地を選んだりと、細部で今の要素を盛り込んでいます」。<br /><span style='font-size:0.8em;'>ジャケット7万円/ビームスF、シャツ2万5000円/ボリエッロ、タイ1万4000円/ジョン コンフォート、パンツ2万4000円/ジェルマーノ、靴6万円/ジョセフ チーニー(以上ビームス 六本木ヒルズ)</span>

【着まわし2】 英国テイストにまとめつつ堅苦しさを払拭
「ウィンドウペーンのジャケットにベージュのコットンパンツと、英国調のジャケパンスタイル。ですが、堅苦しく見えないようにイタリア的なテイストもミックスしています。例えばジャケットの生地はツイード調ながらフンワリとソフトな紡毛素材。またシャツをシャンブレー素材にしたり、タイはウール地を選んだりと、細部で今の要素を盛り込んでいます」。
ジャケット7万円/ビームスF、シャツ2万5000円/ボリエッロ、タイ1万4000円/ジョン コンフォート、パンツ2万4000円/ジェルマーノ、靴6万円/ジョセフ チーニー(以上ビームス 六本木ヒルズ)

<span style=font-size:1.1em;><strong>【着まわし3】 休日スタイルもフレンチ風が今年らしい</strong></span><br />「フレンチテイストにまとめた休日スタイルです。‘80年代ではボートネックのバスクシャツにスカーフを巻くスタイルがお決まりでしたが、それをアレンジしてボーダーニットにネッカチーフという合わせに。靴もフランスのブランドをチョイスしています。デニムはあまりピタピタではなく、程よくゆとりのあるものが今どきですね。インナーはタートルネックなども好相性です」。<br /><span style='font-size:0.8em;'>ニット3万9000円/ルトロワ、パンツ3万7000円/カンタータ、ネッカチーフ1万4000円/フランコ バッシ、靴7万円/パラブーツ(以上ビームス 六本木ヒルズ)</span>

【着まわし3】 休日スタイルもフレンチ風が今年らしい
「フレンチテイストにまとめた休日スタイルです。‘80年代ではボートネックのバスクシャツにスカーフを巻くスタイルがお決まりでしたが、それをアレンジしてボーダーニットにネッカチーフという合わせに。靴もフランスのブランドをチョイスしています。デニムはあまりピタピタではなく、程よくゆとりのあるものが今どきですね。インナーはタートルネックなども好相性です」。
ニット3万9000円/ルトロワ、パンツ3万7000円/カンタータ、ネッカチーフ1万4000円/フランコ バッシ、靴7万円/パラブーツ(以上ビームス 六本木ヒルズ)

2024

VOL.341

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