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「上質」の見分け方 —ジャケット編—

「身体に沿うのが何より大事。結果、見た目も美しい」

人間の身体は立体的にできている。身体がどう動くかまで計算された、動きに沿う作りのジャケットこそ上質。適正なフィットを実現する仕立ては、端正なルックスにも繋がる。

襟の登り

【見分けPOINT1】
襟の登りの仕立ては首に沿ってきれいに上がっているか?

スーツは肩で着るものとよくいわれるが、首も重要なポイントと中村さん。「首の後ろで正しく支えるよう作られていれば、ジャケットが首に自然と吸い付き、首から肩にかけて富士の裾野のように美しいラインが生まれます。襟が登っている証拠です。着心地も良くストレスもかかりづらい」

<span style=font-size:1.1em;><strong>指で吊ったとき肩が前にカーブするか?</strong></span><br /><br /><strong>上質なジャケットは優雅に翼を広げます</strong><br />「前肩仕様のジャケットは、首裏を指で吊ると鳥が翼を広げたような形になる。試着しなくても前肩かどうか見分けられるポイントです」。手持ちのジャケットも確認してみよう。

指で吊ったとき肩が前にカーブするか?

上質なジャケットは優雅に翼を広げます
「前肩仕様のジャケットは、首裏を指で吊ると鳥が翼を広げたような形になる。試着しなくても前肩かどうか見分けられるポイントです」。手持ちのジャケットも確認してみよう。

<span style=font-size:1.1em;><strong>袖を通さなくても腕がカーブしているか?</strong></span><br /><br /><strong>袖のラインは着心地と美観を両立する重要なポイント</strong><br />「縫製とパターンワークを駆使して立体的に作られたジャケットは、肩に手を入れて吊ったときに、腕が前に振れます。体のラインに沿った袖は着やすさと見た目の美しさを両立させます」

袖を通さなくても腕がカーブしているか?

袖のラインは着心地と美観を両立する重要なポイント
「縫製とパターンワークを駆使して立体的に作られたジャケットは、肩に手を入れて吊ったときに、腕が前に振れます。体のラインに沿った袖は着やすさと見た目の美しさを両立させます」

<span style=font-size:1.1em;><strong>ラペルの裏がプツプツしているか?</strong></span><br /><br /><strong>毛芯が縫い付けられていれば型崩れしにくい</strong><br />「ラペル裏を触ったときにプツプツとした凹凸を感じたら、接着芯ではなく毛芯が縫い付けられている証拠。スーツが長持ちします」。既製服でも毛芯仕立てであれば必ず凹凸はあるそうだ。

ラペルの裏がプツプツしているか?

毛芯が縫い付けられていれば型崩れしにくい
「ラペル裏を触ったときにプツプツとした凹凸を感じたら、接着芯ではなく毛芯が縫い付けられている証拠。スーツが長持ちします」。既製服でも毛芯仕立てであれば必ず凹凸はあるそうだ。

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