「上質」の見分け方 —ジャケット編—
「身体に沿うのが何より大事。結果、見た目も美しい」
人間の身体は立体的にできている。身体がどう動くかまで計算された、動きに沿う作りのジャケットこそ上質。適正なフィットを実現する仕立ては、端正なルックスにも繋がる。

【見分けPOINT1】
襟の登りの仕立ては首に沿ってきれいに上がっているか?
スーツは肩で着るものとよくいわれるが、首も重要なポイントと中村さん。「首の後ろで正しく支えるよう作られていれば、ジャケットが首に自然と吸い付き、首から肩にかけて富士の裾野のように美しいラインが生まれます。襟が登っている証拠です。着心地も良くストレスもかかりづらい」