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まだまだある! 旬のヴィンテージ調プリントタイ”買い”の10選

顔回りに添えるタイは、最小限の投資で最大級のイメチェン変化が得られる。大柄でも落ち着いた色みが多いので、プリントタイデビューは難しくない!

BEAMS中村達也の今、買いのアイテム

現代的な英国スタイルの表現に最適!

1:
FAIRFAX(フェアファクス)
デビューに好適華やかシックな一本
洋風のダマスク模様にも江戸小紋のような和柄にも見て取れる、華やぎと落ち着きを兼ね備えたシルクツイルのプリントタイ。ブラウン系でも暗めのトーンなので、定番のネイビーやグレースーツとも馴染みがいい。1万円(フェアファクスコレクティブ)

2:
TIE YOUR TIE(タイ ユア タイ)
ブラウン基調がブリティッシュムード
’80〜’90年代の英国調タイに多く見られたブラウン系のプリントタイ。同系色を使い分けながら表現した小紋はアート級の美しさ。裏地なしの軽快な作りも、重くなりがちな秋冬スタイルの抜け感作りに役立つ。3万5000円(リングヂャケットマイスター 青山店)

3:
UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサルランゲージ)
秋冬物の量感に負けないふっくらした厚地
イタリアのウールを表裏に使った厚手のプリントタイは、秋冬のコートやジャケットを羽織っても胸元でしっかり主張。地色も大柄ペイズリーもトレンドのブラウン系で揃えているため、無地感覚で活用できる。6800円(ユニバーサルランゲージ 渋谷店)

4:
FINAMORE(フィナモレ)
使い勝手のいい褪色調のネイビー
小花をちらした小紋柄のセッテピエゲタイは、ビビッドさを抑えた発色でヴィンテージ調を表現。素材はシルクながら光沢を抑えてあるので、紡毛系の秋冬スーツにも収まりがいい。地色がネイビーなところも活躍が見込めるポイント。1万8000円(アマン)

5:
ANTONIO MURO(アントニオ・ムーロ)
旬のミニスカーフ感覚で小粋にあしらいたい
ヴィンテージのシルク生地を使用し、ハンドメイドで作られるナポリのタイは、ブラウン基調のレトロな幾何学模様が今季のムードにマッチ。裏地のないスカーフのような薄さは、結び方次第で様々な表情を作れる楽しみもある。1万8000円(伊勢丹新宿店)

BEAMS中村達也の今、買いのアイテム

渋いトーンだから、大柄でもコーディネート容易!

1:
ERRICO FORMICOLA(エリコ フォルミコラ)
古典柄のアレンジ力はイタリアものならでは
シャツはもちろん、タイにも定評のあるエリコ。クラシックなペイズリー柄をあしらったシルクツイルタイは、古典柄ながらオレンジやブルーといったモダンな色使いのおかげで古臭く見えないのが魅力。1万2000円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)

2:
NICKY(ニッキー)
Vゾーンが決まるヴィンテージモダン柄
まるでヴィンテージショップで掘り出したような懐かしい小紋柄を、オレンジやイエローの差し色でモダンに昇華。こんな色使いの巧さはニッキーならでは。光沢を抑えたシルクのマットな質感も、今季の気分を捉えている。1万6600円(シップス 銀座店)

3:
DRAKE’S(ドレイクス)
イメチェン効果大の独創的な配色
無地のネイビータイで知られる一方、プリントタイの魔術師でもあるドレイクス。エメラルドグリーンに、手描き風のオレンジペイズリーを大胆に施した一本は、深みのある色合いで見た目以上にコーディネートしやすい。1万8000円(エストネーション)

4:
ROBERT FRASER(ロバート フレイザー)
古き良きマダープリントを高度な技術で再現
レトロポップな幾何学模様のシルクタイは、マダーフィーリングとよばれる仕上げを施すことで旬のマダープリント風に表現。プリントタイにありがちな光沢がないマットな風合いで、手持ちのジャケットやスーツも旬顔で着こなせる。9000円(アイネックス)

5:
BLU STELLA(ブルー ステラ)
地染めの一手間でどんな胸元にも馴染む
イタリア製ながら手頃な価格が魅力のタイブランド。英国の曇天や工業地帯の煙をイメージした新作は、グレーで地染めしたウールにイタリアらしいクラシックなペイズリーをプリント。大柄でも馴染みやすくなっている。1万5000円(エススクエアード)



中村達也さん
profile

ビームス クリエイティブ ディレクター。1963年生まれ。「ビームスF」「ブリッラ ペル イル グスト」といったドレス部門を統括。トレンドを丹念に分析し、論理的でわかりやすく解説する手腕は服飾業界随一。本誌でもご意見番的存在。中村さんの公式サイトでは、大人気ブログ「ELEMENTS OF STYLE」をはじめ、各種SNSの投稿などを一挙公開している。https://tatsuyanakamura.amebaownd.com

【BEAMS中村達也の今、買いのアイテム】



[MEN’S EX 2017年9月号の記事を再構成]
撮影/島本一男 スタイリング/四方章敬 文/間中美希子

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