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リビングルームと島田 亨さん ソファは「アルフレックス」の”ソーナ”。ウッドのサイドテーブルは”ブラッコ”、ガラス天板の丸テーブルは”トンド”。コーナーウインドウのブラインドを開けると、下には手入れの行き届いた庭が眺められる。周囲のビルが夕陽を反射する夕暮れ時の景色や、星空も楽しめ、ここで過ごす時間が多忙な日々につかの間の休息をもたらしてくれる。

「無彩色でミニマルなデザインながら、手触りや座り心地が優しくて、ぬくもりがあります。エルメスのバッグのように、最終的にこの縫い目が美しいよね、といったディテールに行き着くところが、上質な家具のよさでしょうね。これまで住まいを替えるたびに様々な家具を使ってきましたが、このソファに座った瞬間、”あ、これが最終地点だな”と感じました」(島田さん)。

他方、エントランスや廊下、各部屋に飾られているアートは、カラフルな作品が多い。作家の名前に頼らず、インスピレーションで選ぶという。

「僕はコレクションには興味がないので作家の名前もちゃんと覚えていないんです。海外でたまたま開催されていたアートフェアやふらっと入ったギャラリーでいい作品に出会うと購入しています」(島田さん)。

まるで空に浮かんでいるような開放感のあるリビングルームでソファに座り、好きなビジュアルブックを眺める時間が最高に気に入っているという。



コンフォートな住空間考(写真3枚)



[MEN’S EX 2018年5月号の記事を再構成]
片桐史郎(TROLLEY)、若林武志、岡田ナツ子、長尾真志、村上 健、杉山節夫、大泉省吾、田中新一郎、八田政玄、武蔵俊介、久保田彩子 構成・文/伊澤一臣、宮嶋将良(POW-DER) 取材・文/安藤菜穂子、酒向充英 文/長崎義紹(paragraph)、中河由起恵(paragraph)、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、安岡将文、池田保行(04)、礒村真介 

<b>1. 名作家具はメンテナンスしながら長く使い続けたい</b><br><br>リビングの片隅には倉本 仁氏のデザインによる「アルフレックス」の“JK”チェアが。シンプルだが体にフィットして深く座ることができ、いつまでも座っていられるそう。座面のカバーが交換できるので、メンテナンスしながら長く使い続けられる。

1. 名作家具はメンテナンスしながら長く使い続けたい

リビングの片隅には倉本 仁氏のデザインによる「アルフレックス」の“JK”チェアが。シンプルだが体にフィットして深く座ることができ、いつまでも座っていられるそう。座面のカバーが交換できるので、メンテナンスしながら長く使い続けられる。

<b>2. アートに囲まれることで心も豊かに</b><br><br>エントランスホール。気に入った作品に出会うと、即決。「いい作品は考えている間に売れてしまうから」と島田さん。 

2. アートに囲まれることで心も豊かに

エントランスホール。気に入った作品に出会うと、即決。「いい作品は考えている間に売れてしまうから」と島田さん。 

廊下にはバスキアのリトグラフが。まだバスキアの知名度が低かった約20年前、それとは知らずに購入したという。現在はペイントなどユニークピースに限って入手している。

廊下にはバスキアのリトグラフが。まだバスキアの知名度が低かった約20年前、それとは知らずに購入したという。現在はペイントなどユニークピースに限って入手している。

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