日々進化を続けるトレーニングの世界。その中でも今、トップアスリートたちが競うようにして取組んでいるメソッドがある。それが身体の内なるパワーを引き出す「体幹」トレーニングだ。TV・雑誌で活躍する人気プロゴルファー深堀圭一郎氏の著書『実戦力がつく! 深堀式 体幹トレーニング』から、体幹トレーニングの有用性とトレーニングメニューの一部を連載で紹介する。
第2回は、実践編のスタート。まずはトレーニングの入門編<前編>として、5つのストレッチメニューを解説する。
基本のストレッチ 01:すねの前側を伸ばすストレッチ
回数の目安
30秒キープ × 1〜2セット
すねの前側にある前脛骨筋(ぜんけいこつきん)は、歩くだけで負荷がかかり、ここが固くなると足腰全体が歪み始める。まず第一に柔らかくしたい箇所だ。
正座してすねを伸ばす
両ひざを揃え、背筋を正して前すねを伸ばす。伸びが弱い場合は、ひざを片足ずつ少し上げよう。
【応用ストレッチ】すねとももをさらに伸ばす
基本のストレッチ 02:すねの後ろ側を伸ばすストレッチ
回数の目安
左右30〜60秒ずつキープ × 2セット
前すねを伸ばした後は、後ろ側のすねを伸ばす。歩行時の蹴り出しや着地の負荷で固くなりやすいので、しっかり伸ばしておくこと。
片ひざをついて前重心になる
片ひざを立てて、立てた方の足のかかとが浮かないように床につけたまま、前面にゆっくり体重をかける。